道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

一人カラオケの魅力【ヒトカラ】

 結論:おもしろかった

 先日行ってきました。初めて。
 夜勤明けの休みで人と会う約束があって、あと他に用事して、そしたら11時前になって、夕方まで予定ないし眠くもないので「行ってみっか!」と

 既に車が数台停っていて、ご年配のグループが何組かカラオケをしていたようだった。
 受付には若いお姉さんがいた。ドキドキしながら、もうここまできたらカッコつけても仕方ないと思って正直に言ってみた。

 「あれ、今って、一人でカラオケをする人がいるって聞いたんですけど、ほんとですか?」
 とても自然なアプローチだ

 「ええ。いますよー」
 笑顔がすてきなお姉さんだ

 「あ。そーなんすか! ほんとなんすか! へー。すごいっすね、けっこーいるんすか?」
 これでも38歳である

 「ええ。いらっしゃいますよ。私も一人で来ますし
 
 これを聞いて一気に安心することができて、普通に受付をして、一時間でお願いした。
 平日昼間ということで、30分50円という室料と、ワンオーダーということだったので400円のドリンクバーを頼んだ。深夜から何も食べていなかったけど、食べる気にもならなくて、そのまま部屋に入った。

 広い部屋だった。7,8人は利用できそうな部屋に通されて、一人になった。歌った。
 楽しかった。

 何が楽しいって、他人がいない。
 これ、一人だから当然なんですけど、この気楽さは実際にやってみないとわからないと思う。
 選曲に気を使わなくていい。曲を入れるタイミングを図らなくていい。人が歌うのを聞いていなくていい。人の話を聞かなくていい、そして、思い切り歌える。

 思い切り歌えるっていうのはすごいことだった。
 どうしても人といると遠慮してしまう部分がある。
 自分で言うしかないので言うけど、そこそこ歌がうまいと言われるのですけれど、そうなると、正直、カラオケって遠慮するんですよ。
 別に誰かに聴かせるほどうまいわけじゃないんですけど、歌うとなったらきちんと歌いたいというか、より上手に歌えるように練習したいというか、ただ音楽に合わせて声を出すだけではなくて、自分の声で歌詞を歌っていきたいと思ったりするんですよ。
 そうなると、あんまり、人がいるとしらけたりするし、なんか人とテンション変わってきちゃったりするので、けっこーカラオケっていうのはしんどいんです。あんまり多くは語りませんが。

 これがまた、すごいうまいっていうくらいなら、自慢しながら聴かせるような歌い方をすればいいんでしょうが、そうではないからまた困る。

 そういう悩みから一切解放されたカラオケっていうのが初めてで、そう言う意味で思いっきり歌える空間ていうのが、あんなに楽しいとは思わなかったんです。
 部屋に一人で閉じこもってるわけなんですが、やけに開放的。もちろん外からは見えるし、音も多少は漏れるでしょうしカメラとかで見られてるでしょうから、踏み外したことはできないんですが、それでも、思い切り歌うことは許された空間だったわけです。

 身体を使って歌うことも許されます
 同じ歌を何度歌っても許されます
 知らない歌を歌ってみても許されます
 ロックもポップスも演歌もどんな順番でも許されます

 こんなに楽しいものだとは。

 結局3時間。お会計は700円。
 また絶対にいきたいと思ってます。