唐田えりかさんを応援したい
backnumberの名曲「ハッピーエンド」のミュージックビデオがきっかけで、絶世の美女、いや美少女に出会ったのはしばらく前のことなんだけど、それが「唐田えりか」さんだと名前を知ったのは最近だ。
名前なんて調べればすぐにわかる時代なのに、それをしなかったのは自分でも不思議だけれど、名前なんて重要ではないような気がしたのかもしれない。それはもう、そのMVだけで完結していて、それ以上のものは必要ないと自分が言わんばかりだったのかもしれない。
彼女に会いたくて、ハッピーエンドをリクエストすることは少なくない。
そして、その演技にときめく、というよりも、その少女に心を揺さぶられながら、歌うことの技術などどうでもよくなってしまう。
「ハッピーエンド」は、別れの曲で、女性目線で書かれた詞になっていると思うんだけど、なぜ彼女はこんなにも楽しそうなのだろう。どうしてその時になってもこんな思い出ばかりが巡るのだろう。
どうか憎んでほしいし怒ってほしいし泣いてほしい。
そんな想いで、歌えなくなる。
そしてこのMVに「唐田えりか」さんをキャスティングしたことに対して恨めしくなる。この子にそんな思いをさせるな、と憎悪にまみれる。
つまり、それくらい彼女の芝居がすばらしい、と思う。
You Tubeで公開されている部分には描かれていないが、待ち合わせに遅れたであろう彼氏に機嫌を損ねている彼女が登場する。
冷たく、視線を合わせない、それまでの空気とはまったく違う彼女がそこにいる。
最初、それは、ついに別れ話を切り出された少女の表情かと思った。
しかしその少女は直後にこらえきれず顔がほころんでしまい、次のシーンでは美味しそうな料理を前に満面の笑みで手を合わせる。
「遅れてきて。怒ってるんだよ。もう。知らない」
と精一杯怒りを顕にしたものの、嬉しくて仕方なくなってしまう少女の演技なのだろうが、あまりにも自然でそれは、NGカットなのではないかと思ってしまうほどだ。
いけないつい語りすぎる。
back numberのMVには主人公となる女性がよく登場する。高嶺の花子さんの女性はクールビューティだし、わたがしの少女はとてもキュートだ。
そんな中でも唐田えりかさんは群を抜いて世界観が一致している。
あんなに観ていて辛くなるMVは、他にない。
back numberが嫌いになってしまうほど、彼女は儚い。
そんな女優、唐田えりかさんを、応援していきたいと思います。
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