道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

阪神淡路大震災から16年

 16年か。あんとき俺は確かに20か21だった。
 大学生だった。
 突然揺れた。いや。あれは揺れじゃない。衝撃だ。激しい衝撃。
 ドン!
 という衝撃。そして、ドドドドドドドドド・・・・
 という衝撃。

 気がついたら、ローボードの上の14インチのテレビが床に落ちていて、漫画がぎっしりつまった背の高い本棚が前のめりに漫画を吐き出して倒れていて、住み着いた野良猫が、よだれをたらしながら衣装ケースの上でガタガタ震えていた。

 そして、7000人足らずの人が亡くなり、甚大な被害が残った。

 16年だ。16年。
 あの時産まれた子供は高校生活を送っているだろう。
 あの時高校生だった子は・・・
 懐かしく思う。あの時高校生だった子にある雑誌が総力特集を組んでインタビューをかけた。
 商業ベースの雑誌ではなかったので、とても、とても、身につまされる内容だった。彼は今、どうしているだろうか。毎年この日に、それを思う。

 そして、同時に、あの時、一緒に過ごしていた人たちのことを思い出す。