群馬のゲーマーが世界大会で優勝したのだけれど上毛新聞が記事を削除する
昨日あたりにこっそり話題になっていた案件です。
朝日新聞と上毛新聞が、日本人ゲーマーが格闘ゲームの世界大会で優勝したと報じたそうですが、その大会の存在を知っている者がいないのでした。
記事を見てみるとなんとそのゲーマーが大都会群馬県民。しかも隣の市の臨時職員だというではありませんか。これは応援応援。と思っていたのですが、なんだか雲行きがあやしい。
朝日新聞は早々にウェブ記事を削除したらしい。なぜだ。
確かにネットの記事というのは速報性というメリットがあるんですけど、速報性にこだわるあまり、大手新聞社の記事だというのに誤字脱字が多かったり、またはお詫びして訂正どころかほいほい削除されてしまうことは頻繁にあります。
それにしても、大都会群馬県民の栄えあるニュースを早々に削除するとはいい度胸だ。
いや待てよ。と思ったわたくしは出張から帰った昨日(27日)、家に届いている上毛新聞を見てみることにいたしました。
出ていた。載っていた。
隣の市の臨時職員と思われる青年が、若人が、満面の笑みで自作コントローラーを操作している姿が、
スポーツの一面に、でかでかと掲載されているではないか。
しかも見出しに名前まできちんと出ている。上毛新聞さすが!
インターネット界隈で上毛新聞を購読されている方々がどれくらいいらっしゃるのかわかりませんが、上毛新聞は、ニュースの新聞とスポーツ芸能の新聞と、二つに分かれたようなスタイルで毎朝届きます。
ニュースで一部、スポーツで一部、そして折込広告など。
ですからスポーツ面というよりは、上毛スポーツ、という体裁なんです。
その、一面に、ドーンと、かの臨時職員が掲載されているわけです。
「ネットニュースに取材不足の記事が載った! 新聞社は削除した!」
だけの話ではなく、本誌スポーツ一面にデカデカと記事が掲載されたということであります。
結論としては、上記リンク記事にもありますように
その後、朝日新聞は記事を削除。上毛新聞は上毛新聞は27日午後8時、記事を削除し「格闘ゲーム部門で優勝したとする報道は事実無根だったことが分かりました」と謝罪文をホームページ上で掲載した。
だそうであります。
なお、本日(28日)上毛新聞では一面真ん中へんでお詫び記事を載せています。 お詫び記事としては結構大きめだと思います。
「報道に際しての確認作業が不十分で紙面の信頼を損なう結果となりました」
と非を認めていらっしゃいます。