道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

エイプリルフールネタももう、「飽きた」

   エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2012年版(GIGAZINE)

 今年もエイプリルフールかー。

 なんていうか数年前、10年前くらいからなのかな。ネット上ではエイプリルフールってけっこーな祭だったよなーと思った。しかしここ数年はなんか、「人をだます」ことよりも「話題に取り上げられる」ことのほうが目的になっちゃってる「ネタ」が多くてつまらない。
 エイプリルフールってのはいわゆる「釣り自慢」であって、どれだけ自分のついた嘘が補足説明なしに、他者を傷つけずに尾ひれ背びれをつけて広がっていくかってことが面白いのである。
 ネットにおける釣り上級者となれば、「それマジ?」と思えるいかにももっともそうで「拡散!拡散!」したくなるようなレスをただ3行で書き込み、その後は書き込みを一切せずROMに徹するものである。一度放たれた釣りレスは、決して自分の手でいじることはなく、万に9999の釣りレスが一瞬でネットの海に沈み込むものの、万に一つの釣りレスが、大海をさまよっていくのである。そして放流した主は、いつか、どこかを巡り巡って大きく成長して変化して変身したような自レスに巡り会えること以外に喜びはないのである。
 それがまあ、プログラマーさんとかインターネッターたちによる「腕自慢大会」になったのがここ数年で、いかに手の込んだ、一銭にもならないくせに大掛かりなネタを仕込んで爆発させるかみたいな流れになってきて、その頃はまだ楽しめたんですが、やっぱりこう、企業が絡んできちゃうといっきにつまらなくなるんだよなー。
 「ネタ」が「ユーモア」とかいう言い方にうまいことすり替えられちゃうと途端につまらなくなる。
 
 しかもエイプリルフールってのは大々的に行なったところで誰も得しないイベントなので、それに企業が食らいついてHPのアクセス数伸ばしたり検索上位にあがったりっていうことでトクしようとしてるのがまったくもってつまらない。
 挙句の果てにそれを餌ににテレビが情報バラエティで(略・・・

 この構図、大人が子供から「危ないから!」という理由で遊びを奪う構図に似て、いないか。