道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

モーニング暴走族

国道沿いで店なんてものをやっていると、不思議な光景を見ることがたまにあります。
ここのところ気になっているのが、日曜日の朝、大体9時過ぎくらいに、暴走族の皆さんがぶいぶいと西へ向かって走っていくこと。

ほぼ毎週だと思うんですけど日曜日の朝、だけ、暴走族が通り過ぎていく。
けっこーな台数で、そうですね、30台とか50台とかの規模だと思うんですけど、ぶいぶい走っていくんです。
朝のさわやかな空気の中を。西へ。


いや。まあ、勝手に暴走族って言ってますけど、本人たちに確認したわけじゃありません。
そんなこと、できません。こっちも仕事前で忙しいし、ぶいぶい走ってるバイクの一団をわざわざ呼び止めて


「ねえねえ、君たちあれ? 暴走族?」


なんて聞いた日には、痛い目を見ちゃいます。
でも多分、暴走族だと思います。


根拠は、まず音がうるさい。バイクの音ってあんまり聞き慣れないし詳しくないんですけど、音が大きいと思うのと、音が大きくなる走り方をしているっぽい。たまに
ブイブブブイブブブイブイブイー みたいにリズミカルなエンジン音も混じってるから。


第二に、外見。
バイクとか服装とか、バイクの乗り方とかそういうこと。


第二の1、バイク。昔の新幹線こだま号みたいににょっきりしたヘッドライトっつーか、なんつーか、むしろジャンボジェットになって飛んでいってしまいそうな勢いのある頭がバイクについている。とか、バイクなのに背もたれ、しかもやたらでかい背もたれみたいなのがついている、とか、色がけばけばしい、とか、カマキリ自転車みたいなハンドルがついていたりと、なんていうかこう、「バイク=かっこいい」ってイメージじゃなくて、うまくいえないんだけど、外見的にやかましいバイク。

第二の2、服装とか。まあ、ライダーの服装っていうと、皮つなぎとか、Gパンにシャツ、とかっていうイメージがなんとなくあるんですけど、だぼだぼの作業ズボンみたいなのに、作業着の上着みたいなのを合わせて、地下足袋みたいなブーツを履いている人とか、フルフェイスじゃなくて半キャップになぜか顔全体を覆うようにタオルだか布だかを巻きつけている人とか、なぜか上下グレーのスエットの人とか、なんかこう、うまくいえないんですけど「ライダー=かっこいい」っていうより、「どこに売ってるの?」的な服装。

第二の3、バイクの乗り方。あ。その前に、彼らはおそらく鉄製の長いもの、たとえばバットとか鉄パイプとか、そういうものは持っていないように見受けられます。で、バイクなんですけど、大所帯ですのでけっこう広がって走ったりしてるんですけど、スピードはちゃんと出して走ってます。いつも。ゆっくり蛇行運転で他の車の妨げになるとか、そういうことはありません。ちゃんと走ってます。でもなんかこう、やたら足を広げてバイクにまたがっていたり、二人乗りしてるバイクは、必ずと言っていいほど後ろの人が半身を開いて片手で背もたれの上部をつかんで軽やかに見えたりとか、なんかこう、「バイク=寡黙でかっこいい」っていうより、ちょっと恥ずかしいタイプ。


まあ、今日改めてじっくり見てみてそのように見受けられたわけで、外見的に「暴走族」と判断したんです。
その彼らが、毎週日曜日の朝、西へと集団で走っていくんですよねー。どこに、何しに行くんだろう。