道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

痴漢について、車内アナウンスってできないのかな

先日からネット上で、満員電車で痴漢にあった際に、安全ピンで刺す、という女性と、その行為の是非が炎上している。

その論点は様々で、シャチハタが安全ピンじゃなくてハンコで対抗しましょう、みたいにハンコを売り出す始末。

なるほどと思わなくもない。

俺は今の所、痴漢されたことはない。田舎育ちなので電車通学をしたこともないし、満員電車に乗ることも、年に一度も無いくらいだ。

少し前に埼京線に乗ったときはその破壊力に驚いた。「これマジで最強線じゃん」みたいなギャグが脳内をよぎるほど、満員だった。

しかも、ラッシュを終えたであろう9時台の電車だったにもかかわらず、だ。

あの満員具合では、女性を含めて他者の身体に触れるなということは不可能だ。

また、思ったのだが、カバンを持っていたその手の高さが、身長の低めの人のおしりの高さにちょうど合ってしまうかもしれないということだ。

誰かが言うみたいに、荷物を持っていれば両手を上げていることもできない。むしろ荷物が破壊されないか、カバンの取っ手が取れないかととても心配だった。

満員電車は、誰かに触るとかいう以前に、触らないという選択肢がないものだな、と思った。

 

余談だった。

痴漢は、満員電車だけで起こるのではない。空いている車内でも起こりうる。

そして、痴漢は、殆どの場合において、若い女性が狙われる。その恐怖がどれくらいのものか、想像もできない。その怒りがどれくらいになるのか、想像できない。

痴漢はれっきとした犯罪だ。

被害に遭っているのなら、安全ピンで刺すくらいの反撃は、当然許されるべきだと思う。

しかし、それを当人だけの問題として始末しようとしてしまうのも、また考えものと思うので、特に混雑時など、車内アナウンスで、鉄道会社が

 

「痴漢は犯罪です。絶対にしないでください。もし痴漢に気づかれましたら声を上げてください。乗客のみなさまのご協力お願いいたします」

 

みたいなことを言ってくれることは難しいだろうか。

電車にはたまに乗るが、そういうのは聞いたことが無いような気がする。

駅にポスターが貼ってあったり、女性専用車両を設けたり、鉄道会社としての対策はしてくれているようなので、アナウンスで呼びかける、というくらいのことは、しても問題ないのではないかと思う。

強調月間みたいなのを設けたりして期間限定でもよいから、やってみてくれたら、女性にも心強いし、助けたいけど一人では不安、という周囲の人にとっても心強いのではないかと。なにより、抑止につながってくれれば、これほど安い対策は、ないんじゃないかな。

 

もうしてるよってことだったらごめんなさい