道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

日本母親連盟という団体の立ち位置

2月の終わりに山本太郎議員の講演が話題になり、このブログでも取り上げましたが

 

山本太郎氏の日本母親連盟での講演会から見る講演の技術 - 道ログ2

 

その後この、「日本母親連盟」がどういう反応を出すのか、この選挙前の時期に悪目立ちをしてしまって、どう挽回するのだろうかと少し気になっていましたところ、その連盟のメールマガジンを見ることができました。

まず、日本母親連盟のホームページトップに、代表である阪田氏のメッセージが掲載されています。

 

今回の一件については山本太郎氏の大きな誤解がありますが、責める気も争う気もありません。

頂いたご意見(ご批判を含め)は、私たちに不足しているところを明確にしてくださったことと、有り難く受け止め、母連の在り方、目指すもの、活動方針について、より精度を高めてまいります。

日本母親連盟 代表
阪田 浩子

*Motherly* | 母の愛が世界を救う!~日本母親連盟~

 

俺は動画の一部しか見ていないので詳しいことはわかりませんが、山本氏の誤解が小さいものではなく大きな誤解であるのならば、それははっきりとホームページ上で指摘しておいた方がいいと思うのです。

なぜなら連盟として、これからも新しい会員を増やしていきたいでしょうし、色々な活動を展開していくわけでしょうから、あのような批判も含めた意見が独り歩きし、会として説明もないままというのは、全体の雰囲気に大きな悪影響を及ぼすでしょう。ですから、大きな誤解という部分にだけでも、山本氏への指摘はともかく、新規会員やまだ歴の浅い会員に向けて、きちんと説明してあげたほうがいいと思うのです。

 

まあ、代表自らが表立って述べるのが憚られるとか、奥ゆかしくないというイメージ戦略もあるかもしれません。

ですので、メールマガジンとして、代表ではない一個人の意見としての発信をするという方法をおとりになったのでしょうか。

 

というわけで、3月8日に発行されたメールマガジンがこちらです。

 

hahaoya.jp

あくまでも広報スタッフのkakoさんという方の個人的な意見として執筆されたメールマガジンですが、その中で山本氏の講演に触れ、結局山本氏は母親連盟とは逆の立ち位置だったことがわかった、と言っています。

 

山本太郎さんは、私たちとは正反対の立ち位置にいらっしゃるのだなぁ〜ということもわかりました。
なぜかって?

もともと、日本母親連盟ができた理由の一つに、メディアに対する不信感がありました!
インターネットによる情報もフィルターにかけられ、海外の情報が入ってこない。
テレビや新聞といったメディアは、重要なことは報道せず、政府や企業にとって都合のいいことしか報道しない。
こんな国は日本しかありません。

311のことを思い出してください。
当時の与党が真実を伝えてくれましたか?
真実を伝えていないことを、メディアは追及しましたか?
そして、あの時の公共広告機構のCM、思い返しても苦々しく思いますが、一日中「子宮頸がんワクチン」の宣伝が流れていました。

国民の健康や幸せのことを全く考えていない…。
たぶん、現政権も同じですよね?
本当に国民のことを考えてくれるのは誰なのでしょう?

ところが、太郎さんが母連批判のために出してきた論拠となるデータは、全部、当時の与党や現政権、官庁の出しているものでした。
「へ〜、山本太郎さんって、現政権側なんだ!ちっとも反体制じゃないんだ〜!」

というのが、一番びっくりしたことでした。
(あくまでも、kakoの一個人としての意見ですよ!母連全体の意見ではありまぜん!)

「真実の情報を伝えたい」「本当に安心して暮らせる日本にしたい」
というのが、私たちの発端!

 

母親連盟が右翼団体であるかどうかで言えば、母親連盟は右翼団体ではないのでしょうが、背景に色濃くそれがありますよね、みなさんそのへんご存知で活動に賛同されてるんでしょうか? ってことを山本氏はつっついたので、「私達が右翼団体だなんて、そんなことありません!」というのは反論になってないとおもうんですよね。

なにより、引用させてもらいましたが、これが母親連盟の立ち位置なんだそうです。

 

「論拠となるデータは、全部、当時の与党や現政権、官庁の出しているものでした。」

 

これね、俺ね、最初に読んだときは、まーた山本太郎氏は、正しいデータに対してわけのわからんこと言って騒いでるんか。と思ったんですけど、よく読むと違って、

与党や官庁の出しているデータを論拠にしたのは、山本太郎氏の方だということでした。山本氏は、政権側の出しているデータに基づいて、正しく母親連盟のマニュフェストや連盟幹部の方の言論への反論や批評を行ったのです。それに対してkakoさんは

 

「えー、山本さんて、政府のデータとか信じちゃうんだー、反体制かと思ってたのに、そんなデータ信じちゃう人だったんだ。いつも政権批判してるのにに。超がっかりなんだけどー」

 

と言っているんです。

ちょっと事態を飲み込むのに時間がかかってしまって、何度もメルマガを読み返してしまったのですけれど、おそらく間違いないと思います。ですから、「立ち位置が逆」という訳ですよね。

 

その後「真実の情報を伝えたい」という、連盟のコンセプトに触れていますが、政権や官庁の出したデータを信じない人たちが伝えてくる真実の情報とは、なにに基づく情報だ問うのでしょう。それを、あの日の山本氏の講演よりも強い説得力で会員に示すことができるのでしょうか。非常に興味深いと思います。

もちろん日本母親連盟広報スタッフのkakoさんの一個人の意見を、日本母親連盟の本部メールマガジンに掲載しただけのことですから、これが必ずしも日本母親連盟の正しい立ち位置ではないのでしょうが、それにしてもこれが日本母親連盟の本部メールマガジンに記載されていたこともまた事実です。

 

今後もなにかあれば眺めていきたいと思います。