道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

芸能人に対する不謹慎狩りがテレビで報道される

 朝はテレビ朝日をつけています。その中で報道されてました。報道ちゃうな、こんなん。
 ネタにされてたってだけ。
 熊本や大分の震災に対する芸能人のコメントに対して、心ないコメントが寄せられてそれに対して謝罪や取り消しをする事態が相次いでいるとか。

 それに対してはまあ、ほっとけというコメントしか持ちあわせていないんですけどそれはなぜかといえば別に今始まったことじゃないし、そんなん相手にしたらよけい調子乗るだけじゃないっすか。

 それと全然関係ないんですけど今タイトルに「不謹慎狩り」って書きましたけど、そしたら「付近殿」って変換されてなんのこっちゃですわ。「しんがり」なんていう言葉は風の谷のナウシカの原作漫画を読んでいなかったら知らなかった言葉ですわ。

 そもそも災害時であってそれはもう、被災地の人もいれば全く影響のない遠方の人間もいるわけで、被害を受けた人もいれば無傷の人もいて、そんなん一律に語ることができるわけないじゃないですか。
 平常時じゃない非常時なわけで、何が正解かどうかなんてわからなくて。
 そもそも芸能人というのはファンや視聴者のおかげで普段生活しているわけです。お給料もらってるわけですよ。
 ミュージシャンならCD買ってくれたり売れない時代から応援してくれるコアなファンだったり、そういう人たちのお陰で商売して生きてこられてわけです。俳優さんやアイドルだって同じ。会ったこともない話したこともない、大勢の人たちに支えられている、という意識はあるはずです。
 常にその人達に感謝している「はず」なんです。
 大きな災害時にはその、「いつも支えてくれている誰か」が、大勢被害にあわれていて、それに対してせめてもの恩返しがしたい、という思いがあるんです。だからせめても、自分が皆さんに支えてもらったおかげでこの「拡散力」があるのでそれを役立てたい。ということからの、コメントだと思うんですよ。
 だから、それを受けて不快に思う人がいたとしても、それを表明するのは筋違いだと思います。少なくとも被災地の役に立ちたいという思いから発せられたと読めるコメントであれば、見逃すべきです。
 あれは被災者に向けたメッセージなので、その他大勢である、ネットで芸能人のコメント眺めながら皮肉を書き込んでいるような暇人に向けたものではないんです。

 そもそも第一、そんな普通のコメント晒しあげて叩いていたら、デマ広めてる奴とか「原発ガー」とかいまだに騒ぎ立ててるような「本来叩くべき存在」が希薄になっちゃうじゃないですか。ネットは何のためにあると思っているんですか。

 というわけで、不快に思う人がいることは非難しませんけど、それを世界中に公開された場所で表明することは、同意できません。「ほっとけ」の一言です。