道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

ダダッ子を置き去りにすることがそんなに悪いのか

読みました

 

 

shinoegg.hatenablog.com

 

 北海道山中で小学生男児が行方不明という事件も痛まししけれどそれは続報待ち。それに関連してこんな記事を読みました。

 子供がグズグズしたり駄々こねたときに親が「うるせーコラじゃあ一生そこでそうしてろ」と子供を置き去りにするフリをするのはいけないことなんだろうか。

 

「置き去りにする」のなら、それは悪い親だと思います。それは悪い。

 でも多くの親は「フリ」でしょ。置き去りにしないですよ。それはもう、99%以上の親はそうでしょ。

 基本、親は自分の子をかわいいと思うもんです。だから本当に置き去りにしたりしない。でも、「うるせえなあ!」って思うくらい子供って言うこときかないときあるでしょ。

 だからもう、ほんとにもう、「つい」カッとなってとか「つい」イラっとして

「じゃあいいよもうなんなんだよお前はよお!」

 ってなっちゃうでしょ。そんなのさ、子育てしてりゃ日常茶飯事じゃん。

 

 それを。それを、

 駅とかで、よく子供に「お母さん、もう置いていくよ!」などと言われて親にスタスタ置き去りにされる子供をみたら僕は必ず大きな声で、「捨てられたのか!おじちゃんといい所へ行こう!」と抱き上げます。だいたいの母親は血相変えて戻ってきます。僕は毎回、本当にいいことをしていると思っています。

 とかやられたらさ、「待て待て待て待てなにしとんねーん!」ってなるでしょ。

 そもそもそのとき、すげー腹が立ってるわけですよ。もうね、ありえないくらい。かわいい自分の子供に「うるせーてめえ!」ってなってしまうくらい、腹が立ってるわけです。人目も気にせず「じゃあそこにいなさい!」って言ってしまうくらい、見境ないときですよ。それをそんなふうにチャカされたら。茶化す行為ですよこれ。あったまくるでしょ。

 「おいおいあいつなんだよマジんなっちゃってだっせえの。」って、

 無関係な人間に、見ず知らずの相手に、それなりに真剣な思いを足蹴にされて笑われるのだ。

 そんなにみじめなことってあるだろうか。自分の無力さなんて承知してるよ。あとですげー反省するんだよ。ごめんねってたくさん言うんだよ。それをさ、プギャーって言われてあげく

「いいことをしたと思います」

 とか言われたら、ほんとに情けなくて泣きたくなるね。

 いいことしたいならせめて「まあまあお父さんそう言わずに、お子さん泣いてますよ」くらい言えよ。直接親に言えよ。子供ダシにするなよ。なんかあったら「親の責任親の責任」って石投げるくせに、目の前で親が 狼狽してるときに直接石投げてこないってなんなのよっていうね。

 

 というかですね、「いいことをしたい」というのはつまりそうやって、子供をいじめる悪い親を成敗したいってことなんでしょうから、「まあまあそう言わずにお父さん。あなたのやってることは虐待じゃありませんか」って言ってこいよ。

 

 そんなことを思うわけですよ。

 で、そんなことを言うときっと「子供をかわいがる親ばかりじゃない」とですね、言われるわけですよね。毒親っていうんですかね、そういうのがいるのでかわいそうな子供に助け舟をだしてやったのだと。

 俺がまずいなーと思うのはまさにそこで、そういう親がいるのはわかってますよ。だからこそ、そういう親が、自分の子供に「いいこと」をされたらどうなるんですかね。

 

「お前のせいで恥かかされたじゃねえか」

「お前が泣き叫んだせいでへんな奴に声かけられたじゃねえか。俺がいなかったらお前誘拐されて殺されてたんだぞ」

 

 とか、さらに逆上する材料になるんじゃないんですかね、ってことがね、心配でしたよね。

 だから、まあ、怒って置き去りにする行為が正当化されるとも思ってませんけど、それをドヤ顔で「おじさんと行こうって言うと親が連れ戻しに来るのでいいことした気分」とかって言ってるのも、それを肯定的に拡散するのも、同じくらいかそれ以上に恥ずかしい行為だろう。ということです。

 

 子育てしたことねえんじゃねえの? って思いますね。まじで。