茜色に染まりたい
暑くなってきた。梅雨明けはまだ先だそうだけど、関東地方は週末から夏の暑さに突入したみたい。
昨日は少し疲れたのかもしれない。今日は眠い。午前、午後、夜、と別の仕事をしていたから、暑さもあって披露も出たのかな。忙しかったのだ。
今の立場になってから一年半が過ぎた。2年になろうとしている。どっちだろう。どっちでもいいか。ようやく落ち着いてきたと言っていいと思う。本業の方。
成長させるものなのか、現状見守りなのか、という悩みはある。いや、成長させるってどうやるんだよ、と思うから、現状しかできないと思う。事業ではないのでどうにもならない。
そもそも。方向性を誰かと話したこともない。俺は別になんでもない人なのだ。
だが、力のある人もいるわけでもないから、代表である俺が考えてやっていかなければならないということはあるんだと思う。「なし崩し的に」そうなってきている。
誰も、何も望んでいないのかもしれない。求めていないのかもしれない。
でも俺は、自分たちのやってきたことが、多くの人にとって必要だと思うし、それによって救われる人もたくさんいると思っているし、何より、
信じている。
それを生業とすることも嬉しく思うし。いつか気がつく時が来る。いつか必要だと思われる時が来る。そんな時に「ああ、あいつがいたな」と思い出してくれればそれでいい。
実際に相談されることはなくとも、俺がここにいることで誰かが少し、ほんの2ミリ程度安心できるかもしれない。それでいい。
なにをするわけではない。守っていくことも仕事の内だと思った。
遠くの景色のさらにずっと遠くに沈んでいく夕陽を浴びて、茜色にそまっているような、暖かさとはかなさを感じていたい。
ずっとずっと、茜色に。