道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

台風の予想進路を見て「うわ、デカくなる!」と思うのは間違い

 俺は昔電車好きだったんですよね。高校生時代から青春18切符で奈良まで何度か往復したりとかしてましたので、時刻表を読むことはある程度できたし、そんなことが幸いしてか災いしてか、大学生時代はJTB時刻表を毎月、近鉄時刻表を季節ごとに購入する始末でしたおはようございます。

 なんでこんなこと言ったのかというと昨日電車に乗ってきたんです。東京行くって行ったでしょ。熊谷まで車で行って、熊谷から電車ってのが最近のパターンです。
 俺の電車パターンてのは高崎から高崎線、小山から宇都宮線で上野に出るというのが一つの定番だったので、埼玉県内から新宿に抜けるというのはよくわかってないんです。
 なので今は湘南新宿ラインがあって便利なんですが、埼京線とか武蔵野線とかどこをどう走ってるのかわからんのです。というか埼玉県の地理がわかってない。大宮がどこで浦和がどこで久喜がどこで、とかいうことがわかってない。これは痛い。
 あと東武の使い方がよくわからんのです。困っています。

 さて台風が来ています。気象庁によると26日あたりに27号がこっちくるような予報です。こう立て続けに来られると飽きちゃうぞ、とか言いたくなる感じなんですが、現実に目を向けるととてもそんなことを言っている場合ではなく、とにかくこっちに来ないように祈るしかないです。
 こっちに来ないようにするのも宗教家の仕事じゃねえのか、と言われると耳が痛いような気もしますが、俺の感覚としては、それは宗教家の仕事じゃありませんときっぱり答えたいところです。

   気象庁 台風情報

 気象庁のHPに台風情報が出ていますし、テレビのニュースでも台風についての情報をよく伝えてくれますから、台風が今後どのような進路を辿りそうなのかということは誰でも目にするところですが、これを見て
「うわ、今回の台風、あさってにはあんなに大きくなって日本を飲み込むくらいじゃんやべーよやべーよ」
 みたいなことをお思いになるのでしたら是非この機会に認識を改めましょう。
 いや、けっこういるんですよ。俺も以前はそう思ってたし。

 そうです。あの円は、台風の大きさを表すマルじゃありません。気象庁のHPにもあります。

台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

 今現在の台風を示すマルは、大きさを表しますが、明日はココ、あさってはココ、と示すのは「予報円」というもので、
「明日にはこの予報円の中に台風の中心が入るでしょう」
というマルであり、
「明後日にはこの予報円の中に台風の中心が入るでしょう」
というマルです。
 つまり、大きさがどうなるかはおいといて、進路がこの範囲のどこかに行きそうですよ、というものを示すマルであって、そんなもん確定できるわけがないのであれだけの範囲があるわけです。そして当然のことながら、明日より明後日、明後日より明々後日の方が、進路が読めないわけですから、予報円は大きくなります。

 今回の台風で言えば、明日九州のあたりに行くだろう。ということはわかります。だから九州を覆うように予報円が描かれています。
 しかしその明日、九州の東にいるのか西にいるのかで、明後日、その台風が四国の方に行くのか山陰の方面に行くのかわかりません。だから、明後日の予報円は大きいのです。
 その中のどこかに、中心が入るような進路でしょう、ということですから。
 そしてその確率というのは

台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

 必ずしもというわけではありません。
 しかし、降水確率70%と言えばそうとう雨の警戒をするように、私たちとしてはほぼこの進路で台風がくると思って対策をすることがベストなんだと思います。
 以上です