道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

小学生相手にインターネット講義をしてみた

 子供たちが夏休みで家にいるのと、俺が時間があるってので長男(小6)と甥っ子たち(小6と小4)の3人に、インターネットについての講義をすることにした。
 今や小学校でもパソコンの使い方やインターネットの使い方なんかを教えてくれるそうなんだけど、インターネットって一体どういうもので、どういうふうに使えてどんなところが便利で危険なのかってことを順序建てて教えてくれるところはあまりないイメージなので、ちょっと難しい内容になったとしても理解できないとしても一度ちゃんと教えておきたいと思ったから。

 それと、これからの子供たちはどう考えてもインターネットから遠ざけて生活するとか、節度ある利用をさせるとかそんなことはできないわけで、それならそれで、他の同級生たちよりはある程度使えるというところに位置づけてあげれば、余計なトラブルに巻き込まれることは少なくなるだろうという狙いがあったりもする。
 
 昨日一時間くらいかけてインターネットの仕組みと、インターネットでできることを話した。話したけど多分理解できてない。まあ、おそらくつまらない内容だったとは思う。でもちゃんと聞いてたな。興味があるのは興味があるんだよね。だからちゃんと知りたいという気持ちはあるし、それをちゃんと聞けばネットやらしてくれるんでしょ? みたいな思いがあるんだと思う。
 車の免許取る前につまんねー講義の時間に文句言わずに通ってたのを思い出せばわかるけど、つまらない時間を過ごす苦痛より、それによって得られるメリットが大きければ人は我慢するもんなんですよね。
 で、最後に一人の子にメールアドレスを取得してみようってことで、YahooのIDを取得してみた。

 そんで今日はメールの使い方と、具体的なインターネットサービスについてと、そこに潜む危険について話をしようと思ってる。
 なお、この3人の子達はケータイを持ってません。ただ、俺がスマホやめたので(参照)IS05を長男にあげました。Wifi経由でインターネットに接続できる環境を整えました。それがまあ、今回講義をするきっかけなんですけど。
 で、聞くともうけっこう周りの友達でケータイを持ってる子がいるっていう。俺がケータイ屋だった頃は小学生はまだほんとに珍しい存在だったんだけど、今やみんなケータイ持ってるとか。でLINEやったりしてるらしいですよ。生意気に。そうすると今後絶対にケータイ欲しくなる。ケータイ持てないまでも、インターネット経由でコミュニケーションを取りたくなるんですよ。ならないはずがない。そんなときに「ダメ」の一点バリでは通用しない時が来ます。通話とメール専用端末とか、プリペケータイとか持たせるなんていう選択肢は存在しません。子供たちはネットにつながりたいわけで、電話したいと思ってる子なんていないわけですよ。
 だったら、ちゃんと使えるように、教えていく必要がある。友達がネット上でなにを言い、何をしていようが、お前たちはやっていいことと悪いことは知っておけと教えておくべきだと思ったんですよね。まあ、難しいこと言ってもわかるはずがないので、「親や先生に言えないことはネット上には書くな。」ということを教えていくしかないです。
 それと、ネット利用をオープンな環境にする。自宅でのね。各自にアドレスを持たせて、自宅のパソコンから親とメールで連絡とりあう環境を作るとかね。検索結果に現れるものがいかに役に立たないかってことは、やっていかなきゃわからないですから、どんどん調べて、「ああそれウソ」とか「他にもこんな意見がある」とかってことを一緒になって見ていかないと、「ネットde真実」な若者が誕生するだけになっちゃいますわな。

 ネットでエロサイト検索するなって言ったって、そんなのは「エロ本買うな見るな」と一緒です。言えばやめてくれるだろうと思うなんて自分の子供を過信しすぎ。禁止すればするほど隠れてやる。隠れてやればやるほど隠れ方も上手になります。部屋の中でエロ本隠すのなら見つけるのも簡単ですけど、ネットをこっそり使うようになるとほんとに目が届かなくなる。自分が子供の頃を思い出せば、親に黙ってやってたことなんていくらでもあるはずです。それはやるんです。だって子供だもの。子供だからこそ興味あるものがあるし、知らないからこそ「すげーイイものだ!」と思ってるものが多いわけですよ。女体なんてその最たるものです。実際はまあ、そんなにスゲーことはなくて、リアルには妄想にはない良さしか存在していません。妄想で抱いていた良さなんてのはリアルには存在しないわけですよ。でもそれを知らないからしょうがないんです。
 いまだに、インターネットの世界はエロが牽引しているわけです。どの分野もそうですけど、エロがなかったら発展していないんです。だからこそ、そこを入口として騙す奴も多い。そこには必ずひっかかる。いやもしかしたらもうひっかかってるかもしれない。架空請求や、なんか気がつくとデスクトップに起動してる画面とか。そういうのは「そんなに危険じゃない」ということを教えてあげる。大切なのは「困ったら相談して」ということ。相談してもらえずにひとりで悩んで解決しようとすることの方がものすごく危険。
 騙す手口は様々で、大人だってひっかかるし間違えることがある。だから、おかしなことがあったら(怒らないから)言ってね。
 という環境を作り上げていくこと。これが大事なんじゃあないっすかね。

 というわけで、まとまらないけど時間ない