道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

奥さん、車に乗ると、1キロ20円かかるんですよ

 家に帰ってきてそんなにやることもなくて、実際デスクワークの方が多くて、あとは家事とかそんな感じ。そんなわけで買い物とかに出かけるわけなんですけど、こういう状況でもあって、なるべく自動車ではなくて自転車で行動したほうがいいんじゃないんでしょうか、みたいに思った。
 でもここんとこ暑い。なんか梅雨あけたっぽいし。そしたら冷蔵庫(ウチには業務用の巨大な冷蔵庫がある)が壊れた。暑いのに冷えないとか、反原発な人が聞いたら怒り出しそうなくらい電気の無駄。でも、冷凍庫の方は壊れていないので止めるわけにもいかない。今日見積もり依頼しました。すごく安い見積がきますよーに!
 暑いのに自転車こいでスーパーに買い物とかダイエットみたいだなーと思って、けっこー、それこそかなり以前より考えていた、車を使うことのコストを思い返した。

 そーいう前提ですよ。ここまでまったくなくてもいい話なんですけど、これがなかったら本文なくなっちゃってツイッターででもつぶやいとけよみたいに言われてしまうから、なんとなくだらだら書いちゃったんですよ。

 で、車の費用ですよ。ものすごく話を単純化して、うちの車で計算してみました。
 うちの車は去年買った軽自動車です。リッター30キロ走るという低燃費がウリな車です。約100万円で買いました。

ガソリン代が1キロ10円

 リッター30キロはさすがに走らないです。嫁さんが通勤に使うのがメインなので、街中を数キロ毎日走るという程度ですから、燃費がいいとは言えません。しかし元が低燃費なので、大体、リッター15キロ走ろ計算です。街中で日常使うという用途です。
 俺の住んでいる大都会群馬の某市は、全国平均よりはガソリン安いです。今日現在でも146円とかだと思います。ですから、ガソリンをリッター150円と仮定します。すると、
 15キロ走行するために1リットルのガソリンが必要になり、150円かかる。
 というわけですから、1キロ10円ということになります

車両価格も1キロ10円

 さっき言ったようにうちの車は100万円です。車の寿命はいろいろでしょうが、ものっすごく話を単純化するために10万キロとします。
 そうすると、100,000キロを1,000,000円ですから、1キロ10円という計算になります。
 もちろん、車は10万キロ以上走りますが、この場合の価格にも、車両価格以外にかかる費用、つまり毎年の税金、保険、そして車検代や整備費用などを計上していませんから、おあいことしてもらいたいと思います。なにより複雑になると計算できないんですよね。


 さて、以上のことから車に乗ると1キロ20円かかることがわかりました。
 ところで奥さん、スーパーのチラシを見て、安いものがあればちょっと足を伸ばして遠くのスーパーに行ったりしていませんか? 自動車で「ちょっと足を伸ばす」距離というのは、片道3キロ〜5キロくらいあると思います。すると往復で6キロ〜10キロ。金額にすると120円から200円です。
 その、150円前後の経費(自動車消耗費)のもとがとれるほど、近くのスーパーで買うより安く、そのスーパーで買い物できましたか?

 少なくとも、通常価格より20円安い程度の品物を2、3点買い求めるために「ちょっと遠くのスーパーへ行く」ことはお得ではありません。せいぜい金額にしてトントンです。
 もっと言えば、いつもと違うスーパーに行くということは時間がかかります。移動時間ももちろんのこと、いつもと違う環境であるために無駄な動きが増えます。それだけでなく、余計なものが目について、必要以上に買い物をしてしまうかもしれない。これがなかなか恐ろしい。
 いや。言いすぎました。買い物のプロである奥様方に俺なんかがそんなことを言うなんて釈迦に説法でした。

 とにかく、ちょっと安い程度で遠くまで行くことは、数十円から数百円の出費に直結しているということだけが言いたくてこんなことを書きました。

 そしてもう一つ、車に乗らないという選択肢。歩きや、自転車で買い物に行くということです。2キロ程度の距離なら自転車で十分往復できます。往復4キロ、80円の節約です。80円浮かすために、どれだけの安売り品を狙わなければならないのでしょう?
 80円で買えるもの。納豆? 豆腐? ジュース? アイス? お菓子? 2日節約したら160円ですね。 大きいと思いませんか?
 それに、自転車で買い物に行くと、荷物がたくさん持てません。余計なものを買わなくなります。大きなものや、量が多い買い物のときには、スーパーによっては配達してくれるサービスもありますので活用できます。
 なにより、自転車で移動できる範囲のお店で買い物をするということは、自分の生活圏の経済にとって有意義な行動です。大げさな話ではなく、子供たちの将来への投資にもなります。
 
 というわけで、近所のお店で買い物してみたらいかがなんでしょう? とか言いたかったわけではないんですけど、そんな感じで子供の病院に行ってこようと思います。