道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

ある方の訃報に接した

何気ない時間だった。あるSNS上の俺のタイムラインに流れてきたある投稿。
なんでもない、懐かしい写真とともに、なんとなく俺も接点のあった内容。

何気なく、続きを眺めた。
何人かの懐かしい顔ぶれが会話をしていて、そこで、その人が亡くなったことを知った。
ああ。出直しを知った。
1ヶ月以上、前のことらしい。

俺が高校生の時、何度か、天理教行事でお世話になった方だった
大学生時代も何度かお世話になった。
それだけの関係の方だった。

お世話になったと言っても、個別にお話したことは多分ないし、当時その方は俺の名前を知っていてくれたかもしれないけれど、十何年も会ってもいないし、俺のことを思い出したこともきっとなかっただろうと思う。

つまり、ちょっと接点があっただけの方だった。

でも、なんだか俺の中で大きな存在だったらしい。
俺が、人の話を聞いて泣いたのって、その方の講話だけなんじゃないかな、と思う。最初で最後かも。
高校生の俺にはすげー面白い話で、後でテープを聞かせてもらったら俺の笑い声がメッチャ入ってたりした。

とか、そんなことを急に思い出した。
どーん、と、落ち込んでいる。珍しく気分の波に変化が現れている。

いつかまた、もう一度お会いしたいと思っていた。俺は、恥ずかしくてお顔を直視できないようなそんな人生を歩んで大人になってきたけれど、その方はきっと、まっすぐに俺を見て、笑顔で声をかけてくれるだろう。眩しいほどに。

先生、俺は、あの頃の先生の年齢を超えてますね。
ちっと遅いかもしれませんが、なにか、ひとつ、少し、やってみます。

できないかもしれないけど。

でも先生、残念です。もう一度、お会いしたかったです