道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

母校でもある小学校が閉校します

 今年度をもってなくなります。
 長男が四月から六年生になるので、一年だけ違う学校に通って卒業をすることになります。
 ですのでこれから学校では閉校式があったり最後の卒業式があったりと、何通かの招待状が来てました。まあ、欠席しますけどね。

 母校だろうが子供が通っていようが、小学校がなくなることについて特別に思うことはないです。ある日突然閉校が決まって明日からとなりの学校に通ってくださいと言われるのであれば、反発や批判もしますけど、何年も前から決まっていたことであって、でもそれがなかなか決定しなくて結局振り回されたのは、児童であり保護者であり教員であり地域であったということを考えれば、新しい学校に通うことになってホッとしているというのが現実です。
 個人的に、ですけれども、もちろん、決定までに時間がかかって我々が振り回されたことの原因は行政にあると思っています。
 実際に検討委員会や推進委員会で議論を混乱させたのはそれぞれの委員であるわけなんですけれど、委員会に際して道筋をつけず、主導権を放棄した行政側の責任が最も大きいと思ってます。
 意思や立場を明確にしなかった行政の態度は、結果として、「小学校を存続させたい」や「閉校を受け入れるならこういう条件を認めて欲しい」と考えていた人に、かすかな期待を抱かせ続け、最終的には裏切ったことになったと思ってます。

 閉校するのであれば速やかに工程を決定し、それに向かっての最善策はどうであるのかという、つまりは建設的な議論が展開できるように仕向けていかなければ、児童にとっても保護者にとっても、幸せな閉校は迎えられないと思います。
 ともあれ、俺の親や私たち姉弟、同級生、そして子供たちの思い出の宝庫である学校がなくなる、ということについては、ありがとうございました、とお礼を言いたい気分です。