受講の目的がもはや試験勉強になっている人たち
気がついたら後半に差し掛かっていた。いつものこの手のものは前半は異様に長く後半は異様に短く感じる。
どうやらこの講習は最後に検定試験があるらしい。試験とはいえ大したこたなく、よっっっっぽどひどい回答(名前以外白紙とか)でなければ合格するであろうもの。
最後に試験が控えてるとなれば、期間も後半だしそろそろその試験対策みたいなものが聞こえてくるのは自然なことだと思う。
思うが、気にし過ぎだと思う。特に女性陣。知識も経験も乏しいのはわかるけど、男性にも乏しい人はたくさんいるし、正直俺だって現場での経験はほぼないに等しい。俺より現場経験豊富な女性陣も複数いる。
しかし、
どんな問題でるのかなー
えー覚えられないー
せんせー、どんな感じの出題なさるんですかー?
などなど、落ち着かない様子。
いや、だから、名前書いて、なんかそれっぽいこと書いときゃ落ちることありませんよきっと。皆さん真面目だし。実技できるし。
などと思いつつ「だいじょぶっすよー」とか言ってみるんだけどガン無視される始末。どこからか過去問題とりよせてきて熱心にノートに写す始末。
なんだろう。みなさん、テスト受けにきたんですかね。テスト勉強しに来たんですかね。
普通なら一番の目的は資格を取ることですな。ただそこは微妙な感じで、万が一資格取得に失敗したとしても(ほんとに万が一だけど)、講義を受けて勉強したいという目的も大きいってのはある。それなら講義聞いてりゃいいし、わからないことを周りの人に聞いてればいい。ほんとに勉強になる。
でも、そうしない。テストが気になる。一生懸命ノートとって、写っ子して、傾向と対策を求める。
これなに?なんなの?
テストで高得点取るとなんか貰えるの? 人間のランクとかがアップしたりするの? なんでそんなにテスト対策ばっかりして、大事な部分の認識を深めようとしてないの?
もはやわけがわからない。
そんなのでテストに合格したところで、なんの役にも立ちませんよ、と思う。
あなたが今得なければならないものは、これから伝えていく誰かに対しての、自分なりの言葉ですよ。
そのためには、深い部分へ考えを掘り下げる作業です。自分で考えるチカラ。講義で教わるのは、そのための材料ですよ。
他人から教えてもらって覚えるだけの期間はもう過ぎているはずですよ
そんなことを思った