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群馬県在住のおじさんがブログを書く

庭山議員が桐生タイムスを褒めていた【桐生市がれき】

 桐生市震災がれき受入れに賛成する市民の俺ですが、反対派の庭山議員の挙動に振り回される日々で、もしやこれは恋なのかもしれないとすら思い始めています。
 
 で、庭山議員がブログで「たまには良い記事書くじゃないか!桐生タイムス」(由紀日記)という記事を書いてたので見てきました。

 桐生タイムスが記事で

早期の実施求める/市議会4会派声明
      ↑
      ↓
正しい知識持とう/市民会議が旗揚げ

 というのを書いたらしいんですな。
 それに対する庭山議員のコメントが

たまには良い記事書くじゃないか!桐生タイムス

『思い込みでがれき受け入れ早期実施を求めるギイン16名』対『正しい知識を持とうと勉強会開催決定をした市民会議』。

いいかんじだねえ〜

 えーと、桐生タイムスの意図は無視して、いくつか。
 まず、庭山議員の言う「思い込みで」とは記事のどこにも書いてないし、ニュアンスとしてもそんなことは書いてない。都合良く報道を解釈して明言するのは政治家としてやるべきじゃないと思う。
 あと、ここでいう「正しい知識を持とう」は、おそらく、「お互いに」という面もあるだろうし、俺が記者なら「一部の反対派の人間に正しい知識を与えようという市民会議になってくれればいいな」という解釈を含める。
 そしてそれは「なんとなく賛成してしまっている人たちにも、リスクはゼロではないし、ずさんな管理運営を許してはいけないということを知識として持ってもらえるような勉強会になればいいなー。」という個人的考えに至る。

 だから、庭山議員が「ギイン16名対市民会議」と書いているが、それは正しくないと思う。対立構造を煽りたがるのは白紙撤回を求めているような過激的反対派であって、より安全に、よりリスクを低減してもらるという確証がないならば受入を決定すべきではないという、段階的反対派は、お互いの努力によって歩み寄りができるからだ。
 庭山議員の言う「がれきは放射性廃棄物だから絶対反対!」という前提もわからないし。

 あと、受入れ反対の理由に現地処理を上げる庭山議員だけど、うろ覚えで「現地でも2年半あれば処理できる。広域処理をしてもそれが半年短縮されるに過ぎない。たった半年のために莫大な予算やコストをかけて広域処理をするなんて利権だ!」という主張をしてると思うんだけど、これも俺は反対。
 たった半年、6ヶ月とか言うけど、すでに震災から一年二ヶ月経つし、これから二年と言えば震災から3年を軽く超える。それなのにさらに半年とか、どの口が言うのか。俺には言えない。たった半年でも、一ヶ月でも、どこかの被災地の本格的復興が早まるなら、東北地方により近いこの桐生市では積極的に受け入れて処理すべきだと強く思う。助け合いだかなんだか崇高な思想は持ち合わせないが、それでも、被災地に今この瞬間を生きて、これからを生きる若い人たちのことを思えば、その貴重な一ヶ月を無駄にすべきではない。
 桐生市の若い人や子供が安全ならそれでいいとは俺は言えない。被災地の若い人や子供たちが安全であるということは、自分たちの問題でもあると思うからだ。
 将来俺の子供たちがどこかで東北出身の子と出会い友だちになるかもしれない。大切な人になるかもしれない。俺にも東北出身在住の友達がたくさんいる。そいつらの子供も今東北で生きている。

 その子達が少しでも明るく安心して生きられるなら、一ヶ月でも、二ヶ月でも、本格的復興は早い方がいい。
 
 だから俺の賛成の根拠は「本格的復興を一日も早く始めるために広域処理に賛成する」であって、そのために予算が必要になるとしても、それは必要経費であると思う。利権が絡むからダメだという反対意見は、本格的復興が進むことを妨げていい理由にはならないと思う。大体、利権だけでこれだけ大規模な広域的処理の段取りが組まれてしまうと考えてしまうのはよっぽどの陰謀論好きだとしか言いようがないのではなかろうか。

 なかろかってなんだよな。我ながらうるせーよって感じ。

 とにかく庭山議員は「自分の考えの根拠となりそうな報道はなんでもウェルカム」「自分の考えを否定するような報道はなんでもトンデモ」というスタンスを見直すべき。
 そうでないと賛成している人は誰も庭山議員の声に耳を傾けない。
 つまり、庭山議員が声を大きくすればするほど、反対の声は賛成派に届かないことになる。