道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

桐生市ががれき受け入れについて住民説明会。放射能汚染を心配するのはがれき受け入れに関係ないんじゃないのか・・?

  がれき処理 「放射能汚染が心配」(東京新聞)

 長くないので引用しときます

 東日本大震災で岩手、宮城両県で出たがれきなどの廃棄物の受け入れを表明した桐生市は五日、住民説明会を同市市民文化会館で開いた。市民ら約二百人が参加し、廃棄物を焼却して埋め立てた場合の放射能汚染を心配する声が相次いだ。

 説明会は、亀山豊文市長や環境省関東地方環境事務所の職員が出席。岩手県被災地での視察結果などから、現地のがれきの放射性物質の濃度が低いことなどを説明し受け入れに理解を求めた。

 ある市民は、国が示す埋め立てできる焼却灰の放射性セシウム濃度の基準が一キログラム当たり八〇〇〇ベクレルであることに「基準を信用できないとして受け入れない自治体もある」と指摘。「三月からバタバタと受け入れの方針が決まり、若い母親らにもっと説明してほしい」と求めた。

 亀山市長は「国の基準の中である程度、判断しなければならない」と理解を求めた。同事務所職員も「受け入れには安全性が第一。今後も説明したい」と述べた。

 ほかの市民からも「焼却灰を埋め立てる際に使う遮水シートは何年もつのか」など、焼却灰の埋め立てを心配する声が目立った。「市長は安全性を確認できたというが、納得できない」などの声もあった。 (中山岳)

 なんだ説明会あったのか。ド平日の夜にやりやがって。行けるわけねーだろ。
 こーいうのってのはあれ、賛成派は行っちゃいけないの? なんで反対意見ばっかり記事になってるの? JCのアンケートじゃ9割が賛成してるんじゃなかったの? 反対すると非国民扱いされて村八分になるんじゃなかったの?(出典:庭山由紀議員のブログ)

 まー小学校がなくなるなくならないの時も思ったんですが、行政はいちいちこーいう声にまともに答えなきゃならないのかね。「決まったものは決まった」でやりゃいいのにね。誤解があるんなら解消されるように説明すべきだと思うし、わからない人にはきちんと教えてあげるべきだとも思うけどね。
 まったくくだらねーと思う。

 で、情報少ないんですが、これ、焼却した灰を埋め立てた場合のって、埋め立てるか送り返すか未定なんじゃなかったっけか? あと、大体こーいうの、何の問題でも、「知らなかった」「まだ関係者じゃなかった」とかで、「十分説明してもらいたかった。つーか納得するまで説明しろ。話はそれからだ。」みたいな意見は出る。必ずと言ってもいい。
 だから、そういうのはある程度無視していい。
 あと、ほかの自治体がどーとか引き合いに出すのもムダだろ。自分たちがどーするかなんだから。受け入れない自治体があることも承知の上で決めたことなんだから、それは言っても意味ないでしょ。

 つーかさ。こういうのって、名前が悪いんじゃないか?「住民説明会」って言うけど、それやめたほうがいい。説明会っていう名前だから「みんなが納得できていない。だから説明不十分。よって決定事項を容認できない。ハイ反対。」みたいな流れにもってかれちゃうんだよ。
 「反対派集会」とかにすればいいんじゃないかと。それならもともと意見が違うわけだから「一定の議論は尽くしたが歩み寄ることができず残念だ。だが決行」みたいな流れにできるんじゃないの? 大体みんないそがしーのに、わざわざ市民文化会館まで行かねーよ。平日夜に。ましてや賛成してる人が行く意味なんてないじゃん。多数決とるわけじゃないし。

 それと、割とがれき受け入れ問題とか放射能汚染問題とかに無頓着で知らないんだけど、岩手、宮城のがれきってのはそんなに放射線濃度が高いものなの? いやもちろん空間線量を測って安全を確認してるってのは知ってるし、反対する人は「それでも濃縮されてナントカベクレルになるし、埋め立てたりした際のリスクを受け入れる気にはならない。」って言ってるんでしょ? それも知ってる。だけど、環境省いわく、

Q、放射性物質は拡散させずに一カ所にまとめて処理するのが原則ですが、広域処理はこの原則に反するのではないでしょうか?

A、広域処理のご協力をお願いする岩手県宮城県の沿岸部の災害廃棄物は、処理の過程で健康に影響を及ぼさないという安全性が確認されたものだけが対象となっています。これらの災害廃棄物は、法律に基づいて特別な管理が求められる放射性物質に汚染された廃棄物とは異なるものですので、両者を混同しないようにする必要があります。

 ってことなんだけど、これは嘘だってこと?

 あとその、地元処理をすべきという建前主張で広域処理そのものに反対の人がいるんだけど、これって、被災地の自治体が「お願いします」っつったから、こっちでやらせてもらうわけじゃないの? なにも「自分のとこでやるからほっといて!」っつーとこのがれきを無理やり奪って持ってきて処理させろってわけじゃないでしょ? ちがうの?
 一部自治体では地元処理を進めたいと思ってるところはあるだろうけど、そうじゃないところのものを持って来るってのは運用次第で十分可能でしょ。
 よって、地元処理だから反対って聞いても、何が問題なのかわからん。

 というわけですが、こういうのに関心を深くしてきっちり反対する人は尊敬する。
 被災地が困っているなら、受け入れてあげて欲しい。被災地にも小さなお子さんを抱えて暮らす家族がいるだろうから、その人たちの不安を、ほんのひとかけらでもいいから、遠くに運んであげて欲しい。
 ほかの自治体が受け入れないならウチで受け入れればいいじゃない。
 単純にそう思ってしまうんだよね。