道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

ブログサービスの今

  かつて、俺たちはインターネットだった(G.A.W)

 おっとなんか久々にまともなこと書きそうな予感。うそです。
 久々に家のパソコンの前でgooglereaderあたりをつらつら眺めてたんですが、確かにそうだなー。と思った。それにしてもカテゴリの〔そのた長文〕てなんだろね。

 いや。俺は昔のネットはって言えるほど使ってないんだけど、それでも、そこそこは使ってんじゃないかと思う。特に、「書く」ってことに関しては、少なくとも「mixiからネットやってます」とか「twitterからネットたくさん使うようになった」くらいの人よりは。

 俺がネットにパソコンつないだのは10年くらいまえからだったかなあ。まだブログってなくて、文章書くのにホームページ作ってた。yahooの無料のとこ。
 多分この世に俺以外には二人くらいしか知らないような場所。すっげえくだらねえ場所だったなー。

 先週昔の友達に会って後輩と喋ったときも「俺らの時代のパソコンはおばかさんでなあ。ハードがまだ400メガとかで喜んでたもんだぜ。かろうじて5インチのフロッピイが現役でなあ。」なんて語ってた。
 400メガっすよ400メガ。ハードディスクですよ。もちろんデスクトップパソコンのですよ。でっかいパソコンすよ。それが400メガしかなくて、表計算ロータス123で、400くらいの表を作るともうメモリいっぱいで日本語使えないんですよ。だから、東京じゃなくてtokyo、群馬じゃなくてgunmaみたいな表記で、すげえ大変だったし、なにより良く止まるわ消えるわ。そういう時代。

 別に偉くもなんともないんだけど、現実としてそういう時代があった。

 それはまだ学生時代で、しばらくして俺は結婚してパソコン買ってもらって、ネットつないだ。
 当初ネットつないだけどなにしていいかわからなくて、なにもしなかった、当然アナログ回線で、ネットつなぐと電話使えない。ケータイはあったな。確か。
 チャットが流行ってる時代で、とある場所でチャット入り浸ってたら月のネット代が45000円を超えて家庭崩壊の危機を迎えた。

 こん^^  とか  落ちます。レス不要 とかそういう時代。

 2ちゃんはしなかったな。わからなかった。

 そんで時代はADSLの時代になって、パソコンも進化して、いろんなことができるようになって、ブログが流行った。それが、7、8年前じゃない?
 ブログ、blogってのは「weblog」のことで、「web」と「log」を足した造語で、当時多くの人はその意味を知らなかったんだよね。
 そんで俺は、しばらーくしてからブログを立ち上げた。それが2005年。

 auの仕事してたので、auのブログサービス。当時DUOGATEとかいうとこのブログだったな。後にauoneブログになって、auoneブログはちょっと前に閉鎖されたけど。
 流行に乗るのがいやなのでしばらくブログへの移行はためらってたんだけどね。でもどうやってもブログの方が俺のニーズに合ってたし、当時ホームページなんて観る人いなかったし、管理が大変だったし。
 その後インターネットはブログ中心の世界になった。芸能人もブログ書いたし、ブログが「ホームページ」と呼ばれるようになった。ブログ作成ツールが便利すぎて、「ブログ型ホームページ」とかいう新しい言葉が誕生した。それはそれでいいと思う。別に「そもそもブログってのはホームページとの棲み分けをするために誕生したものなのに、それがいつのまにかホームページとして扱われていることはけしからん。」なんて言うのも野暮ってもんだ。誰かにとってその方が分かり易い言い方なんだから、大事なのは内容でね。
 もちろん今でもホームページはある。企業や行政なんかが作ってる。やっぱりブログには限界が早くて、情報を広く安定して提供するという点ではきちんとホームページを作成しないと難しいと思う。

 で、俺はそんなにブログ書いてたのかってことになると、そうでもない。数年は放置状態。ほとんど書いてなかった。だって、誰も読まないんだもの。

 またまたしばらくして、俺は色々なブログやホームページを読み歩くようになった。きっかけがあった。そして、ブログを書くことをたくさんするようになった。アクセス数を伸ばして、書くことが楽しくなって、結果、息苦しくなって、どーでもよくなって、こんなブログになった。
 やっぱりそこそこのアクセスないと書く気しないですよね。それってものすごくわかるし、ふつーの人がブログやって「コメントつかなくてつまらないからmixiに移行した」っての、ものすっごいわかる。

 そうやって、SNSの時代に突入したわけですよね。そんで、ツイッターfacebookっつー、今の時代になって、今後はどーなるかわかんない。でも多分、nakamurabashiさんの言う「インフラであってただの道具でしかない」インターネットになってく。今よりもっと。そしていままでより速く。

 過去何回もここで言ってきたけど、家電とか車とかケータイとかがそうなってきたように、発明品から高価な品になって、ファッションになって、誰もが持つようになってツールになる。白物家電だったり、ファミリーカーや軽自動車だったり、ケータイもそう。

 そんで俺みたいな「昔は良かった」とか言ってる人の居場所がどんどんなくなってって、「うるせんだよオヤジ」扱いをされていく。それでいいんだよ。ほんとに昔が良かったわけないんだから。今便利だし速くて安定して安くもなったし。

 俺はかつてインターネットだったって言えるほどの古参じゃないけど、そんな俺にとってネットって、チャットでありホームページでありブログだった。今ツイッターかブログどっちかしかIDもてませんて言われたらたぶんツイッターやめる。俺はどっかで長文書く場所は残したいんだよね。読む人がいなくても、書いておきたいし、たまには誰かに「ここに書いた」って見せたい時もあるし。そういう意味ではテキストを保存しとくだけじゃものたりない。
 ついこないだも50枚くらいのものをコピーして友達に送ったんだけど、けっこーコストかかる。データで持ってればメールで送れるのに、もう紙ベースでしか現存しないから。スキャンして保存て手もあるんだけど、俺スキャナ使ったことないし「めんどくさい」んだよね。

 あー。子供起きてきて膝にのったのでここまで。
 ええっと何言いたかってえと、人減ったなーって思った。一時期より。ブログ。みんなツイッター行ったよね。俺もブログ見るよりツイッター見るしね。だから書きたいこと書けるようになった。もうブログで炎上なんてないんじゃないかな。そういう意味では「元に戻った」とも思うし、そんで、ブログってものは、なくならないまでも、その存在感はとてつもなくうすーくなってくと思う。つーかすでになってる。よね。