道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

ガールズバーというものが、大都会群馬にやってきた。俺はガールズバーに行ったことはないし、今実は行きたいと思ったりしていたりする。。。内緒だが。

 ええとですねー。ガールズバーというものの存在を知ったのはけっこう前で、なんか、カウンターの中に女性がいて話し相手になってくれてお酒が呑める場所が流行っているらしい。とかいう話だった。
 ま、「流行っている」ってのは大体東京とか横浜とか大阪とか仙台とかそういうところのわけで、それが群馬で、しかも俺の住む土地で流行るのは相当後の話。
 テレビで流行と取上げられているものの中で、実際に目にしたり体感したりするものって、ほんのわずか。女子高生がミニスカートになったのもルーズソックス履いたのも、テレビでやってたのの一年以上あとだったと思うし、ガングロとか群馬にはいなかったんじゃないかな。最近で言うとメイドカフェ? あれ、ないよ。高崎だかにあるとかないとか聞いただけで、うちらの街にはない。「おかえりなさいませご主人様!」とか言われたら平手打ちしてしまいそうだ。うん。

 そんな俺たちの群馬に、どうやらガールズバーがやってきたらしい。俺はそこは行きたいとは思わないんだけど、ちょっと先日大阪に行ったときのことをお話しとく。
 大阪では、ちょっと遅めに9時始まりで集合だった。場所は、各線大阪駅(梅田駅)から商店街に入って10分ほどの、いわゆる繁華街で、たくさんの人が歩いていて、たくさんの飲み屋さんがあって、たくさんの呼び込みさんがいるようなところだった。正直、子供連れの友達が来るのは大丈夫なんかここは? って思うような。大きなのれん「無料紹介所」と書かれた場所が何箇所もあって、あとで「あれなんなん?」って聞いたら「いわゆる風俗店を紹介してくれるところやで。」と教えてもらった。わけわからん。大阪。
 そんで、そんなところで俺は一時間くらい待ってた。周囲には居酒屋、バー、風俗店、焼く肉屋などの店の前に「声をかけずに」呼び込みを続けるお店の人々。綺麗な服を着て可愛いメイクをしたお姉さんがガールズバーの呼び込み。セーラー服のコスプレで呼び込みをしているのは「妹バー」の人。アイドルっぽいコスプレは、AKBバーみたいななんか、そういう、ところだった。

 正直俺はすげーーーーーーーーー行きたかったの。それらのお店。
 なんだろう。「ここならある程度楽しませてくれるんじゃないんかな。」って思った。テンションが高めで、こちら(俺)に気を遣わせない程度に引っ張ってくれるような雰囲気があってもおかしくはないな、と。
 でもま、結局行かなかったのはちょっと後悔している。経験しときゃよかったかなと。大都会の、そういうバーを。
 ところで俺はキャバクラというものにも行った事がないんですけど、行きたいと思うことはないんです。なぜかと言えば、俺は基本サービス業とか接客業の肌が濃いので、そういうところに行っても「お客」になりきれずに、お店の女の人に気を遣ってばかりになってしまうから、逆に疲れるのだ。あ。キャバクラは行ったことなくて、スナックとかなら行ったことあって、そういうとこではホステスさんに気を遣ってしまったり、一緒に行った人間に気を遣って色々してしまったりして、ほんとに疲れるのだ。

 だから、キャバクラなんかに行くことを想像して「なんで俺が高い金払ってお前らに気遣わかあかんねん。」と思ってしまう。あと、もひとつ俺は芝居畑なので、ちらちらと垣間見える彼女たちの本音を前に、無邪気にデレデレしたり口説いてみたりおっぱい触ってみたりということができない。と思う。
 いやま、行ったこともないのに批判ばかりしてもアレなんだけど、逆に向こうもプロなので、うぶなおっさんである俺を軽く騙すかもしれない。上手に上手にころころ転がすかもしれない。それはそれで嫌じゃない。どうしても利害関係があるわけだし、多対一の関係は好きじゃないし。そう考えると、行くのもいやだし、なにより金がない。ばーか。

 だが、ガールズバーって奴にはいってみたいと思っている。いや。ある程度わかってる。わかってるんだよ。「でもあっこって、ただ酒作ってくれるだけで、それ以上なにもないよ。」とか「タメ口たたかれるんすよ?耐えられます?」とか、色々言われてる。でもさー。見てみたいんだよ。どれほど、やる気がないのか。どれほどぐだぐだなのか。どれほど腹立たしいのか。想像ではわからないんだよな。その世界。
 そんでそんなことを考えていたら求人広告が目に留まった。ちなみにここまで前振りで本題はここからのわずかなものです。ごめんなさい。 

 その、わが町にガールズバーがやってくる前に求人が出てた。以下に抜粋

【仕事内容】お客様のご案内・広報活動・カクテル作り・簡単な接客等のホール業務全般・調理補助

  「応募要項」
給・時給1200〜2500(各種手当て多数あり)
時・20:00〜3:00 週一日、週末だけでも大歓迎!

 これを見る限り、行きたいとは思わないなー。時給はこの街にしちゃ高いけど、別に他のスナックなんかと変わるわけじゃない。もうとにかく、「簡単な接客」と言ってしまったら駄目ですよねえ。
 その簡単な接客でこの高い給料を捻出するということは、価格体系が相当におかしな設定にしてあるというわけですよ。なにより、この小さな街では競争がない。競争がないサービス業は、怠慢に陥ります。店と客が対等にはなりにくいと思います。

 というわけで、やっぱり都会のガールズバーに行ってみたいな。と思ったままでした。