道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

桐生市は、時間外診療は有料です。値段は3,360円です。

  桐生厚生総合病院から 「救急医療を守る取り組み」についてお願い(PDFファイル)

 いつの間にか、桐生で時間外診療の有料化が行われてました。知らなかったです。ごめんなさい。
 確か群馬では群大病院と日赤病院が救急車有料化を数年前から実施してるはずです。どこかで書きましたが多分旧ブログでしょうね。

 上記リンク先のお知らせの中から抜粋します

 近年になり従来から緊急とされた人とともに、軽症の多くの人たちが夜間や休日に来院するようになりました。そこで深刻化してきている当院医師不足の中、時間外での診療で症状の軽い患者さんの診療に当たる機会が多くなり、二次救急病院本来の業務にさまざまな支障が生じてきております。
 こうした状況を改善し、病院診療環境を整備し、医療側からも、患者さん側へも安心・安全の医療を推進するため、緊急性や重症度の高い救急患者さんへの治療を優先させ、またコンビニ受診」や「救急車をタクシー代わりに利用」などの人たちへの対策を進めるなど、当院での本来の業務体制を再構築する目的でやむを得ず以下の措置を選択することといたしました。
  (略)
○徴収対象日・時間 夜間・・・平日 17時30分〜翌日8時45分
              休日・・・土曜日・日曜日・祝日・年末年始(12/29〜1/3)
○徴収金額 3,360円(税込)
○徴収開始日 平成23年2月1日
○徴収対象外 1、入院を必要とした場合
       2、救急外来受診のため、他院からの紹介状を持参された場合
       3、緊急な処置対応が必要と判断された場合

 1、緊急入院するほどでもなく、2、紹介状も持たずに、時間外受診をするんだったら3,360円ね。ということです。「それがいやなら平日の外来時間内に受診しなさい」とね。
 当然じゃないですかねえ。まだ安いくらいかと。

 市の広報に院長の話が載ってました。

現在まで5か月が経ちましたが、この間に救急患者さんの時間外受診は約30パーセント減少しましたが、入院では5パーセント前後の減少に留まっています。
 桐生市広報(PDFファイル)

 素直に読めば、時間外受診が3割減ったと読めます。入院は5%の減少にとどまっているわけですから、少なくとも25%は「緊急性の低い時間外受診が減った」と言えます。まあ、話はそう単純じゃないでしょうけれど。
 今はともかく市民も協力して医師、看護士、病院への負担を減らす努力が必要じゃないかと思ってます。一人一人が日頃からかかりつけ医に早期に相談するよう努めるとか、病院に行く前に電話の相談窓口をまずは利用するとか、そういう小さなことの積み重ねが、時間外受診を減らすはずです。そしてそれは、本当に自分が困った時に、自分や家族の身を助ける結果につながります。救急が救急として機能してくれないことの恐怖を想像してみれば、やむを得ないこの取組みも、理解できるものと思っています。