道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

 計画停電におびえながら

※朝仕事から帰ってきてさきほど子供たちを送り出しました。相変わらずガソリンは入れられないけれど、在庫や供給体制も上向きとの報を信じて今週中には給油できるように祈ります。
 以下は先週末に途中まで書いたエントリです。今日になってしまいまして、しかも計画停電実施の時間帯になりましたのでとっととアップさせようと思いました。間に合うかな?


***


 お彼岸を迎えました。ご先祖に手を合わせ、自分たちが今生きていることを今一度感謝するとともに、どうして今の自分があることができるのかという、足元を見つめ直せればよいんじゃないかと思っています。


 相変わらず大都会群馬ではガソリンスタンドに長い行列ができています。3時間4時間並んで給油できればラッキーみたいなことになってます。
 地震から一週間が経ったこの週末、市内のガソリンスタンドはどこも長い車列がありました。営業していないスタンドにも長い車列。すごい違和感を覚えます。並んでいる人たちは「入荷する。営業する」ことを信じて並んでいます。ということは、ガソリンはある。来る。と知っているのです。それでいて並んでいる。
 ガソリンはいずれやってくるし、それは昨日も一昨日もやってきていたし、だから、それを買うために並ぶというのは、よくわかりません。ガソリンが無いなら、並んででも手に入れたいのはわかります。が、あるというのに、しかも、なくなるとか、枯渇するとか、そういった噂もないのに、率先して並んでいるのです。一人一人の行動が、結果としてガソリンを入手しにくくなっています。
 俺は並ぶことはしません。並んでまでガソリンを買う段階ではないと思っています。それで身動きが取れなくなれば「そういう事態だ」と諦めます。なくなりそうになったら給油する。そういう普段どおりの行動をするだけです。一人一人がなるべく普段どおりの行動をすること、それが、一日も早い日常を取り戻すための最善だと信じています。

 とは言えども、被災地には思いがいってしまうもの。
 特に自分に置き換えて思うのは、小さなお子さんと共に避難生活を送る皆さんのことです。

 俺は避難生活を送ったことはありません。なのでとても的外れなことを言うかもしれません。
 
 避難所生活はまず、「寒いだろうな」と想像します。
 先日も計画停電で、電気の消えた自宅で数時間を過ごしました。
 とても寒かった。暗かったし、心細かった。
 「このまま電気が点かなかったら・・・・」と想像すると、小さな絶望に包まれるほどでした。
 水は出る。ガスも使える。畳の上だし、こたつもある中でのことでした。
 避難所は、学校の体育館だったりします。毛布が一人一枚とか、そんな状況だったりします。しかも、電気も、ガスも水道も、止まっているものは復旧の見こみは「不明」です。
 想像を絶します。

 そんな状況でも頑張って想像してみると、まずは、自分の子供のことが気になると思いました。
 小学生と、3歳。

 そいつらが元気で居てくれさえすれば、とりあえずは前を向くことができるかもしれない。しかし、怪我をしたり、体調をくずしてしまっていたら、普段どおりの医療を受けることができない不便な生活環境ではそれだけでいっぱいいっぱいになってしまうでしょう。
 食べるものは自分達の分を削ってでも子供に与えることはできるでしょう。しかし、普段の生活はそこにはないのです。
 色々と考えて、「子供たちを楽しく遊ばせることができれば、避難所もなんとか保てるのではないか。」と思いました。
 想像ですが子供たちが明るく笑顔でいてくれたら、周りの大人たちも笑顔になれるんじゃないかと。
 逆に、大人たちの不安は子供にすぐに伝染します。

 そんなことをつらつら考えていたら、「教育テレビの歌のおにいさんやおねえさんが被災地をいつか回ってくれたら最高だな。」とか思いました。いや。別にそうすべきだとかそういうことじゃなくて、そんなことがあったら、子供たちも喜ぶし、喜ぶ子供たちをみて大人たちも和むはずだし安心するんだろうなと。
 確かに物資は足りないし寒いしエネルギーも足りないんだけど、一番の不安は家族の安否。しかも子供がいれば子供のことが一番気がかりです。俺はそう思うと思います。

 あとはあれ。停電にならなくても遊ぶものがないし遊ぶところもない避難生活なので、ここはお年寄りに活躍してもらいたいんですけど、昔の遊び、例えば、お手玉とかあやとりとか、竹とんぼとかけんだまとか、なんでもいいので電気を使わない遊びを、一緒になってやってもらえるとありがたいんじゃないかなーって。もし絵本があれば読み聞かせをしてくれたりしたらいいのにとも思うし、どうせすることもできることも少ないんだから、昔の話なんかをゆっくりこの機会に聞かせてくれてもいい、と思う。
 そうすればお年寄りも元気になる。子供はお年寄りを元気にする。しかも子供とお年寄りは気が合うような気がする。そして、子供も気分がまぎれたり、楽しかったり、興味深かったりする。
 そんな風にできたらいいのに。な。と思った。


 以上です。
 次回は、「被害の拡大と復興の拡大」か、「神様は怒ったりしない」あたりのことを書きたいと思っていますが、いつになることやら・・・
 今週末には引越し完了する予定なんですけど、ガソリン不足の影響で、大幅の滞っているのも事実なんです。はい。