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道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

2011年1月の携帯電話純増数にてKDDIが最下位だった件

ケータイ

  1月の携帯電話純増契約数、KDDIが新興勢力にも抜かれて最下位に(WiewlessWireNews)


 ちょっと今更感がありますが、2月7日発表の数字でついにKDDI(au)が最下位に転落したそうです。
 純増数ですから、加入者数から減少数(いわゆる解約数)を差し引いた、純粋に増えた数のことです。つまり、auが一番増えなかったということです。以上おさらいでした。

 で、

  KDDIは6万7000と携帯電話事業者の純増数で最下位に甘んじた。

 それにとどまらず、好調な加入者獲得を見せているブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)のUQコミュニケーションズの7万5900にも抜かれることになった。UQコミュニケーションズはKDDIグループの一員であり、KDDIの決算時のプレゼンテーションなどでは純増数としてKDDIUQコミュニケーションズを合計した数値を示すこともある。

 コレを読んで思い出すのは、TUKAを吸収合併した後のKDDIの数字の操作です。
 フォローするつもりはまったくありませんが、数字を都合よく利用するなんてことはどの会社どの業態にもあることですから、とりたてて騒ぐことではありません。
 携帯電話でいえば「純増ナンバー1」とか「顧客満足度ナンバー1」とか、その時都合よく使えそうな数字をアピールするだけです。
 余談ですが、噂によると、以前某携帯電話会社のCMで「満足度ナンバー1」的な台詞をタレントに言わせてたのですが、CSに「あの人にそんなこと言われると腹が立つ」とかっていうクレームが入り、あっという間にそのCMを見なくなったというようなことがあったそうです。HM氏はお元気でしょうか。。。

 TUKAがKDDIになった時(というか元々同じ会社だったと思うんだけど)、解約料とか加入手数料とかポイントとか、端末代金とかで優遇措置が敷かれ、TUKAからauへの流入が爆発的に増えました。
 その現場には立ち会っていましたが、実際au側の混乱は、後のMNP開始時の比ではありませんでした。ある関係者曰く「これほどとは予想をはるかに上回る。よほどTUKAというサービスを抜け出したいと思っていた潜在意識の現れともとれるなあ。」とつぶやいていました。

 で、TUKAからどっとauへ流れてきたわけですから、auは加入者がどっと増えました。TUKAの分がほぼまるまるauに入ってきたわけです。
 当然他社も手をこまねいていたわけではないですが、TUKAをそれまで利用していたユーザーからしてみれば、極力費用をかけずに、手間をかけずに移行をすませたいという意識が圧倒的に大きく、結果はauの一人勝ちになり、数百万という数がau単体では純増数に結びつきました。

 そう。あくまで「au単体では。」なのです。
 TUKAはその時点で「KDDIグループ」であり、KDDIとしては「au+TUKA」が総契約数ということになるわけです。TUKA吸収当初はしれっとau単体での数字を公表していましたが、いつのまにか「au単体」と「オールKDDI」という二つの数字を発表するようになりました。
 つまり、au単体では純増トップだが、TUKA純減を含むオールKDDIとしては純増2位になる。的な、「女1男2のグループとしてはgloobe以来となる」みたいな限定条件がついたわけです。

 その頃から、KDDIの純増はすでにトップを保てなくなっていました。
 そして、その後3000万回線を目前にしたKDDIがとった行動とは、プリペイド回線のばら撒きです。何年か前の春先に、やたらプリペイドケータイ新規0円とかで売っていたのは、3000万回線達成させるための、苦肉の策でした。
 しかし一時的にプリペイド回線を増やしても、半年も放置すればその回線は自動解約となり、純減になります。KDDIは3000万回線突破と同時に、時限爆弾をかかえこむことになりました。

 そして、「買い方セレクト」「KCP+」「スマートフォン」という、見事なまでの黒い三連星を叩き出し、今に至っているわけです。

 なお、見逃せない数字を最後に。
 記事中、1月度のKDDIの純増が67,000とありますが、コチラによると、
 
 「モジュール系サービス回線数 2011年1月純増 48,400」

 とあります。おそらく純増数にはモジュールも含まれていると思いますので、67,000の内48,400がモジュールであると考えるのが妥当だと思われます。すると、携帯電話単体では18,600ということになる。ということです。
 確証はありませんが、仮にそれが正しいとなると、傷は深く大きいというより、AEDが必要なレベルではないでしょうか。