道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

国際

エジプト革命 2/11

  エジプト:ムバラク大統領が辞任 軍に権限移譲(毎日新聞・2/11・魚拓)

 ムバラク氏は10日深夜に国営テレビで演説し、即時辞任を拒否する考えを示していたが、国内で激化する反政府デモの圧力に抗しきれず、軍に大統領権限を移譲した。30年に及ぶムバラク体制は崩壊した。

 
 国際情勢にはとんとうといので詳しいことはわからないのですが、エジプトで、30年にわたる独裁政権が反政府デモによって終わりを告げたという、歴史的な日になったようです。
 政治の腐敗、国民の貧困など長年の不満が爆発したような感じのようです。

 エジプトにさきがけて、チュニジアで政権崩壊したことが大きく影響しているとか。。。

  チュニジア:政権崩壊 アラブ諸国、波及懸念 強権体制、貧富の差共通(毎日新聞・1/16・魚拓)

民衆の怒りが権力者を引きずり下ろすという、アラブ圏では極めて異例の事態だ。専制的な体制で貧富の差が大きいのはアラブ諸国に共通しているだけに、周辺国政府はチュニジア情勢の展開に警戒感を強めている。
 (略)
 エジプトでは、ムバラク大統領が29年間にわたり強権体制を維持。非常事態令下で野党勢力関係者らの恣意(しい)的な拘束が行われ、国際人権団体が改善を勧告している。複数政党制の選挙は行われているものの、国内外から「民主的でなく透明性が低い」という批判もある。経済は年率5〜7%で成長しているが、国民の約2割が1日2ドル(約166円)以下で生活する貧困層で、若年失業率も高い。
 (略)
 チュニジアでの反政府デモは、インターネットの交流サイト「フェースブック」や簡易ブログ「ツイッター」などを通じて若者を中心に拡大したと言われる。フェースブックなどの利用は他のアラブ諸国でも拡大しており、エジプトのユーザーはフェースブックに「奇跡が起こった」と書き込んでチュニジアの政変を歓迎した。各国の当局は、こうしたサービスが政治活動に利用されることに神経をとがらせている。

 やっぱりネットの力ってのは大きいんですねえ。確かに政治活動に利用されることに神経をとがらせちゃうのはわからないでもないですけど、でもそれ表立ってやっちゃうとモロ人権侵害になっちゃうですよねえ。ま、アラブ諸国憲法とか知らないんですけど。

 まったく蛇足ですが、フェースブックが交流サイトで、ツイッターが簡易ブログと説明されるわけですね。ただ、「交流サイト」とか「簡易ブログ」っていう風に表現を一般化してみたところで、「結局わからない」ことには変わらないと思う。
 ちょっと文字数増えるけど、
 「名前やプロフィールを登録して、会員同士気軽に交流できるサイト「フェースブック」や人気掲示板「ツイッター」などを通じて若者を中心に拡大したと言われる(どちらも無料で簡単に利用できる)。」
 とでも言った方がなんとなく伝わるんじゃないかと思うんだけど、新聞における一文字ってのはおおきいから仕方ないか。

 ともあれ、エジプトや周辺諸国が今後どうなっていくか注目。

リビアでも反政府デモ 2/15〜

   リビア:「これは大量殺人だ。世界に知らせて」医師が訴え(毎日jp・キャッシュ・2/20)

 医師は30代で主要病院の一つに勤務。「ベンガジだけで少なくとも100人、(反体制デモが集中する)東部全体では150〜200人が死亡した」と語った。死者には12歳の子供も含まれているという。

 市内の病院には多数の負傷者や死者が運び込まれ、医薬品や輸血用血液の不足が強く懸念されている。

 医師は治安部隊側が「機関銃や対空機関銃でデモ隊を撃っている」と証言。19日には弾圧で死亡した市民の葬列にまで発砲したという。

 リビア閣僚も離反 法相辞任、武力行使に抗議(東京新聞・2/22)

リビアの最高指導者カダフィ大佐の側近である革命指導評議会メンバーらが大佐に辞任を求めることを決めたと報じた。同国のアブドルジャリル司法書記(法相)も同日、「デモ隊への過度の武力行使」を理由に抗議の辞任をし、四十年以上にわたって続いたカダフィ政権の崩壊が現実味を帯びてきた。 

ニュージーランドでM6.3地震  2/21

 NZのクライストチャーチで強い地震、空港が閉鎖=メディア(ロイター・2/22・魚拓)

クライストチャーチは昨年9月にも大規模な地震に見舞われ、深刻な被害が広がったが、負傷者は限定的にとどまった。

 死者行方不明者は100名を越えています。
 同時に、日本のマスコミの取材姿勢が酷いと国際的に話題になってしまっています。