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群馬県在住のおじさんがブログを書く

名古屋トリプル投票では既成政党が惨敗し、一方、岩手県陸前高田市では小沢さんも惨敗した模様

 河村たかし名古屋市長がうまいことメディアを利用して話題を全国区に仕立て上げているなーというくらいの認識でしかなかったけれど、終わってみれば圧勝してしまっていたようで、テレビの速報テロップでも議会解散まで報じられてましたねえ。
 詳しいことはよくわかりませんので検索してくださいませ。

 ちょっと見てみましたのでいくつか。

 読売新聞の記事が冷静かなと。

  河村氏完勝、既成政党に衝撃…首長新党は追い風(YOMIURIONLINE)

 市長選の河村氏と知事選の大村氏は、「日本初の市民税、県民税の10%減税」を共通公約に掲げて「計600億円の減税で2000億円の経済効果」と主張。これで選挙戦を終始リードした。

 名古屋市は赤字地方債(臨時財政対策債)を400億円発行している。このため、対立候補は「恒久減税を行う財源などない」と批判した。だが、減税の主張と一緒に展開した市議の「厚遇批判」も有権者の関心を集め、これも大きな勝因になったとみられる。

 なんというか、政権にとって痛みを伴わない増税、根拠の薄い増税を打ち出しては批判を集めている現政権にも見習ってほしい主張じゃないかな、と思う。片や圧倒的に支持を失い、なぜ愛知県民は名古屋市民は減税を支持したのかってことじゃないかな。


 それから、朝日新聞によると、どうしても「民主が負けたが、自民もめっちゃ負けた。」と言いたいらしい。

  名古屋トリプル投票 河村・大村氏が当選、市議会は解散(asahi.com)

 愛知県は2009年の衆院選で民主が15小選挙区を独占した「民主王国」。王国の崩壊は地方組織の脆弱(ぜいじゃく)ぶりを改めて露呈したことになり、4月の統一選でも厳しい戦いを強いられるのは必至だ。

 政権奪還を目指す自民も市長選では独自候補を擁立できず、民主の推薦候補を支援せざるを得なかった。知事選では支援候補がいたが、一部の国会議員は大村氏支持に流れ、野党転落後の求心力の低下を印象づけた。参院選で躍進したみんなの党も支持は広がらなかった。市長選は自主投票、知事選は大村氏を県本部支持とした公明党を除くと、主要政党はすべて敗北したことになる。

 なぜか一読した印象だと、民主が負けてしまったことは衝撃だが、それ以上に自民党の情けなさったらない、と読んで取れる不思議。


 それより岡田幹事長の素敵っぷりが報道されてたのでご紹介。コレって皮肉としたら素敵すぎる。

 毎日jpより

民主党岡田克也幹事長は知事選告示後、4回も愛知入りし、元民主党衆院議員の河村氏を「財源のない減税は人気取りだ」と徹底的に批判してきた。

  選挙:愛知トリプル投票 河村陣営完勝 地域政党の勢い証明 警戒強める既成政党(毎日jp)

   →→ 「財源のない減税は人気取りだ」と徹底的に批判(岡田幹事長)
  
うむ。同意。であれば一年半前に立ち返り、われわれも、  
「財源のない政権公約は人気取りだ!」と言ってもいいのかなあ?


 まあ、今回の名古屋市長選、愛知県知事選、市議会のリコールも民意であり、正規の手段を用いて行われた、正当な手続きであるから、3月13日の市議選を楽しみにしよう。


 また同日、岩手県の某都市で市長選が行われた。陸前高田市だ。以下に報道記事
  小沢氏支援の市長選候補敗北 岩手・陸前高田市(47ニュース)

 無所属新人で前副市長の戸羽太氏(46)が、民主党推薦の無所属新人で元県議の菅原一敏氏(66)を破り初当選した。投票率は80・28%。

 (略)

 戸羽氏は元自民党系市議ながら、共産党籍を持つ中里長門市長(64)の後継候補として市政の継続、発展を強調。前回選挙と同じく自民、共産両党系の市議らが異例の「タッグ」を組んで応援した。

 菅原氏は市政の転換を呼び掛け、民主党県連などが全面支援。小沢氏は「統一地方選の勝敗を左右する極めて重要な選挙」と位置付け、自ら告示前の先月23日、陸前高田市に入り、てこ入れしたが、及ばなかった。

 「自民共産のタッグ」ってのもよくわからないんですがすごいですね。まあ、前市長も共産党籍らしいので、そういうお国柄なんでしょうか。そんでもって、「民主党県連などが全面支援」し、「小沢氏が極めて重要な選挙と位置づけた」にも関らず、負けちゃったってことですね。
 しかも

 >>> 投票率80.28%

 ってまた、すごい。