道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

 きたない心の持ち主です。

 テレビで「はじめてのおつかい」やってた。嫁さんが好きで見てた。俺は嫌いなのでその日借りてきたキャプテン翼を読んでた。
 何かの拍子にテレビ見てしまって、母親がおつかいから帰ってきた子供に「よくできたねー。えらいねー!」なんて言ってるところで、ついボソッと「気持ちわりい。。。」ってつぶやいてしまった。
 したら、横目でこっちをにらみながら嫁さんが、「あんた、やっぱり汚い心持ってるね。別にいいけど、子供たちの前ではそういうのやめてよね。」と、冷ややかに言った。さらに「こないだも紅白見ながら、お義兄さんいるのに、嫌いな歌手にずっと死ね死ね言ってたよ。覚えてる?」とまで言われた。

 いやあ、まあ、紅白の件は覚えてない。酔ってたから。でもそういうのは良くないと思うので反省して以後気をつけたいと思う。
 はじめてのおつかいは嫌いなんだよ。母子の愛は素晴らしいと思うし、子供可愛いとは思うけど、あの番組そのものが嫌いなんだよ。自分に子供できるまでは興味すらなかったけど、自分の子供が保育園くらいの頃は結構見てた。泣きそうになったこともあるさ。でも今は嫌いだ。
 なんかさー、ハードル上げすぎなんだよねー。おつかいの。番組も回を重ねて視聴者も慣れてきたからってのはわかるんだけど、でも主役は子供だろう? 去年は100メートル先の商店だったからって今年は200メートル先にチャレンジ! とか、今年はなんと3店舗で4品目を買い物し、さらにはそれを祖母の家に届けます! みたいなハードルの上げ方は、見ていて不愉快なんだよね。別に毎回同じくらいの難度でいいじゃんよ。子供が「はじめての」おつかいに行くところが見所なんだから。子供が可愛そうに見えてくるんだよね。そうやって見てしまうと、どうしても親の方の自己満足の世界に見えてしまって、「コレに出演させる親の気持ちってちょっと理解できないな。。。」って思えてきて、そこへ持ってきて「うわー!よくできたねー!」とかはしゃがれると、気持ち悪く見えて来るんだよ。
 あとさ、最近ど田舎ばっかりが舞台になってない? もしかするともう都市部では撮影に限界が来てるんじゃないの? 子供の安全確保とか、撮影許可とか、映りこんでしまった他人の処理とか諸々。仮にそうならもう破綻してる内容じゃん。とかも思っちゃうわけよ。

 ええ。わかってますよ。きたないんですよね。心が。いいんですよ。それで。そうやって生きてきたし、これからもそこはあんまり変わらないですよ。じゃあなに? 「はじめてのおつかい」を感動しながら見てる人はどれだけ心が綺麗なの? どれだけ汚くないの? 嫁はんだって気分で子供怒鳴ったりすんじゃん。答えようのない質問次々に浴びせて、教育的ではない文句を並べるじゃん。運転下手なおばちゃんとかいたら「ざけんなババア!」とか言ったりするじゃん。太った人見ると「スゲエ・・・」とか言ってんじゃん。
 それとなにが違うん? 「感動してくださいね。」「微笑んでくださいね。」って作り上げられたテレビ番組を見て「いや。それは押し付けがましい。」と言うことと、リアルな世界にあるものを無意識に罵倒するのって、どっちも汚いやん。
 AKB見てにやにやしてるおっさんはきもくて、嵐の出る番組は必ず見るおばさんはきもくない?


 いろいろなことをよく考えてから言おうや。と思ったところだ。