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群馬県在住のおじさんがブログを書く

1月13日のゲル閣下

与謝野元財務相の離党(石破しげるブログ)

与謝野馨財務大臣が「たちあがれ日本」を離党し、民主党政権に参加されるとの報は、残念の一言に尽きます。
 私は長い間与謝野議員とは疎遠であったのですが、福田総理辞任表明後の総裁選にともに立候補した際にその人柄や見識に接し、以来畏敬の念を持つようになりました。
 麻生内閣では財務大臣農林水産大臣として共に働き、更にその思いを強くし、自民党政調会の中でも圧倒的な存在感を示しておられただけに、離党に続く今回の民主政権入りには、意外の感を禁じえません。
 「財政健全化などの政策を実現するために政権入りする」という理由なのでしょうが、そもそも財政健全化の考えと対極にある来年度予算案についてどのように考えておられるのか。政府の一員になられるとしたら、どうこれを説明するおつもりなのか、私には想像もつきません。

 本日菅総理が「野党が政策協議の場に出てこないのは国民に対する背信だ」というような意味のことを述べた由。
 我々はそんなことを言っているのではありません。野党と協議するのなら、まず与党民主党の意見を統一してから臨むのが当然だ、という実に当たり前のことを言っているのです。
 民主党内が纏まらないから、与野党協議を利用するなどという発想は政権党として論外であり、少しは政権党としての責任を自覚してもらいたいものです。