道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

今年の漢字は「暑」だって。これってどうなの?


今年の漢字は「暑」 京都・清水寺で発表(MSN産経ニュース)

 平成22年の世相を表す漢字一字は「暑」−。日本漢字能力検定協会京都市下京区)が公募で選ぶ「今年の漢字」が決まり、同市東山区清水寺で10日、同寺の森清範(せいはん)貫主が特大の和紙に文字を揮毫(きごう)した。

 今回で16回目。全国から過去最多の28万5406票の応募があり、1位の「暑」は1万4537票(5.09%)、次いで「中」「不」「乱」「異」「国」などが続いた。

 1位に「暑」が選ばれた理由として、記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出。暑さ対策の支出が増えて野菜価格が高騰し、熊なども人里に出没したことから健康や生活、環境に影響をもたらせたことや、チリ鉱山のトンネル内落盤事故で地中の「暑い」中から作業員全員が生還。突入温度1万度という「暑さ」に耐え、無事帰還した「はやぶさ」など、勇気と未来へ希望をくれたことなどが理由として挙げられた。

 森貫主は「肉体的にも精神的にも暑く、疲れる思いだった。サッカーでは日本人の心を“あつ”くしたが、政治経済では国民の思いがなかなか反映されず皆さんの心を“あつ”くしたのでは」と話した。

 まあ、無難なというか、面白みのない結果となりましたが、おじさんが選ぶとしたらそれはもう

 「国」

 ですね。
 年初にあったオリンピックでは日本勢の活躍とともにたくさんの感動。上村愛子選手には是非メダルを獲ってほしかったが、残念な結果ながら「なんで一段一段なんだろう・・・」という、彼女にしか絶対に表せない言葉を聞かせてくれた。浅田選手にはなんとか金メダルを、と祈ったが、悔しくも銀メダル。けなげにメディア対応する少女に、心から感動した。
 そして国母選手の「チッうっせーなー。」腰パン騒動で、図らずも日本中がヒノマリズムが日本中で爆発。日本人がそこまで「日本代表選手らしからぬ。けしからん!」という意識を持ち合わせているとは知らなかった。

 また、サッカーワールドカップでも日本代表の活躍に日本中が興奮。ベスト16で敗れたものの、PK戦で勝利を祈る選手の姿は世界中で報じられた。

 なにより、昨年政権交代で与党になっちゃった民主党の皆さんのなさること一つ一つに、国民がみんな国の将来を憂いた。いちいち挙げないけど、この一年、とりわけ今年に入ってから、国民がほんとに「日本だいじょぶか?」「日本オワタ」とかけっこー本気で考え始めた。
 なかでも記憶に新しい尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の事後については、愛国者などという言葉が多く使われた。


 そういう意味において、既出かもしれないが、「国」を推す。
 今年ほど、国民が、国を、代表選手を応援し、感動し、代議士たる政治家を心細く見守った年はそうそうないのではないか、と思った。心から思った。