道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

和歌山カレー事件から12年、フクトミさんより〜

[和歌山カレー事件の、9月2日。福冨正大さん「にしてんま膨張日記」 http://fukutomim.iza.ne.jp/blog/entry/1777432/:title=あの人の十三回忌(にしてんま傍聴日記)]

 和歌山カレー事件から今年で12年が経過したとのこと。ということは、当時俺24歳だったのかな。それなりの年齢だけど、衝撃的な事件だった、というくらいの記憶しかない。だから今の20代とか若い人は知らない人もいるだろう。
 林被告は死刑が確定した。再審請求をしているようだ。

 この事件での犠牲になった方は4名。

 それにしても福冨さんは現場をずうっと取材してこられた方なので、知らない俺にも現場が見えるかのようにこと細かに語ってくださる。ありがたい。そして、まったく知らなかったこの、9月2日。

いま、カレー事件の取材をしていて、事件当時に担当していた記者と会うことはまずない。12年前の9月2日に無名の刑事が?殉職?したことを覚えているのも、いや、そんなことがあったことを知っている人すら、ご遺族と県警関係者をのぞけば、ほとんどいないのだろう。

 村井警視のことを、「カレー事件の5人目の犠牲者」というつもりはない。ただ、重い足取りで玄関を開ける彼の背中を、せめて9月2日にだけは思い出したいと思っている。