道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

GIGAZINEの求人のひどいことを今更ながらに・・・

はてぶと合わせてどうぞ。

いやー。しばらくネット離れしてたらGIGAZINEの社長が内面を吐露しすぎてて笑った。応募できればよかったのだが、残念ながら期限が切れていた。しかもはてぶコメで稀に擁護がいて笑う。

まあ、確かにネット関係のお仕事の人は過酷な労働条件だってのは漏れ聞こえてますよ。ITドカタってのか。最新鋭の機会を操りつつ、仕事に臨む際にもっとも重要視されるのが「気合と根性」っていう、ものすごい世界だよね。
俺が知ってる「経営者ぶるのが好きな人」ってのはけっこーこの編集長と同じようなことを偉そうに述べるよ。どこまでも精神論だし、仕事第一なんだから、たくさん勉強して良い仕事ができるようになる人間に成長することがなにより結果的にお前とその家族を幸せにする方法なんだっていう。かといって具体的な仕事の指示はしてこないし、「基本的なことしか言わないよ。あとは現場のみんなが考えていい結果を出すだけだ。」とか言う。
そういう人って、自分では責任を取ろうとしない。普段は「責任はとるから好きにやれ」とかいいながら、いざ問題が発生すると「現場責任者にはそれなりの裁量は与えてあるんだから、なんとかしろ。」とか言うし、現場の人間を大切にしている風でいて、問題因子がいると「やる気ない人間は周囲の士気を下げるだけだから辞めてもらっていいよ。」って軽く言う。

 そんでもってなにより、自分はできる人だと信じてはばからないから、記事のなかであるように、肉体労働や単純作業を心のそこから馬鹿にしてるんだよね。そんで「そういう人たちとは違う俺たち」というステータスにすがって生きてる。人を見下すことでしか自分の優位性を確立させられない、哀れな人だと、そういう人を見るたびに俺は感じる。

 俺は個人的にはそういう人「たち」の下で5年働いて逃げ出した負け組みだけど、たかがニュースサイトの編集ごときで自分を犠牲になんてしたくはないわ。安定した収入をくれてボーナスも払ってくれたとしてもいやだ。
 逆に、ちゃんと時間に見合った給料を払ってくれて、休みもちゃんとくれて、仕事以外の時間に口出ししないっていうくらいの最低限の安定が保証されるなら、ニュースサイトだろうが肉体労働だろうが単純作業だろうがサービス業だろうが、なんだってやるよ。
 経営者的な考えを全否定するつもりはないが、えてしてそういう人たちが押し付けてくる「奴隷的精神で働かなくてはならない」という論調には強く反発する。他人を巻き込むなよ。と。
 仕事なんて生きていく中でのパーツの一つにすぎないだろ。きちんとすべきことをこなして、仕事以外の時間をハッピーに過ごすための時間が、就業時間だろうに。

 プライベートも仕事のために費やしていい仕事ができる人間になるべき、とか声に出しちゃう人間には言ってやりたいねえ。「思い上がるな」と。それこそちゃんとした仕組みを作るはずの会社側がその責任を果たしていないがための「尻拭い」を社員個人に押し付けられているだけにすぎないだろうに。
 自分や家族の時間すら犠牲にして残業代も出ないような環境で働いて、挙句経営者だけが利益の恩恵を受けている状況がおかしくないとでも言いたいのかね。

 というわけで、GIGAZINE編集長に見事に釣られてみました。の巻