結果論としてこれまでのワールドカップを語る俺
カメルーン戦に勝った。驚いた。
スタメン発表された時点で「岡田さんは何がしたいのだ?」と疑問符をつけたが、結果として勝った。
「岡田采配ズバリ!」なのかどうかはわからんのだが、結果は勝ち。勝ち点3を獲得した事実は大きい。
そういえば今の代表選手がどういった選手なのか知らないなあということを改めて思った。本田はわかるなあ。中村俊輔はまあ、わかる。GK川島もわかる。DF中澤、闘莉王あたりもわかる。遠藤もわかるかな。森元もまあ、なんとか。
そんなわけで、俺に日本代表を語る資格はない! と声を大にしておいて、オランダ戦に負けた後の記録を残す。
俺が思ったのはこうだ。
カメルーン戦に結果勝利したのはすごいことだと思った。
なぜならば、中村俊輔を起用せずに勝利したからだ。
おそらく対戦相手から見た日本は、
「中村を基点に攻撃をしてくる守備的なチーム。運動量はあるが、カウンターとセットプレイに気をつけていれば無難な相手。」
ぐらいの認識だったのではないか。
それが、W杯グループリーグ初戦で、中村俊輔をスタメンからはずしただけでなく、途中出場もさせなかった。そして、勝った。確かにW杯前にはそのような傾向は見て取れたのだが、それも奏功していると前向きに捕らえる。
すると、相手方としてみたら、
「日本は中村を抑えて勝てるチームではなくなった。中村以外の攻撃オプションがあるチームだ。」
という認識にならないだろうか。そして
「もはや日本のナカムラは、チームの中のオプションの一つに過ぎない。」
と思わせたのではないのか。だからこそ、第2戦において、ナカムラが活きるべきではなかったのか。
スラムダンクで言えば、山王戦で流川が2本のパスを「布石」としておいたように、カメルーン戦をまるごと使った壮大な伏線として捕らえた時に、初めて「岡田△!」となるのではなかったのか。
明らかに格上の相手に、調子に乗ったまま挑んでどうする。
というわけで、俺的には、
「オランダ相手に1失点でエライ! すごい! 次引き分け以上で決勝トーナメント! ゲッツ!」的に盛り上がれない。
確かに結果オーライなんだけど、どうも世間のテンションと俺のテンションに乖離があるようで悩ましい。
なのでここで、次のデンマーク戦の希望的スタメンを考えてみたので書いておく。もちろんデンマークは勝ちに来る。これまでの相手とは桁が二つ違うくらいの本気度だ。「引き分けでもいい」チームと「引き分けではダメ」なチームの精神的な負担も大きな違いとなるとは思う。
日本は「攻めさせながら」「攻めさせすぎず」「カウンターを狙い」つつ、勝ちに行くサッカーをする必要があるのではないかと思う。
というわけで、森元のワントップ
二枚目に本田、
三枚目に中村俊、大久保
ボランチに 遠藤 稲本
DF4枚
GK一人
という希望を述べておこう。俺、稲本好きなんだよね。
デンマーク戦は深夜なので生では見ません。そこまで代表ヲタじゃあない。