道ログ2

群馬県在住のおじさんがブログを書く

10月21日の報道ステーション

 足利事件のことが特集を組まれていて見ていた。
 再審については今後を見守りたいと思う。と同時に、その報道姿勢はいかがなものかと思う。
 冤罪はあってはならない。だがなくならない。
 それ以上に報道被害というものがあり、社会的制裁とかいう、わけの分からない一方的な責任感があったりする。

 当時の検事や裁判官に謝罪を求めるのは当人としてはまあ、分からなくもないが、報道機関がそれを後押しするような取り組みをしてどうする。
 司法そのものの、全体としてのあり方を問うべきでもあろう。
 なんだかどうにも、2時間サスペンスやワイドショー的な取り上げ方になっていて驚く。
 司法の仕組みや、裁判所のあり方、裁判というものってのは・・・ ってことを改めて考えるよい機会だと思うのだが。

 アレを見て「裁判官謝れよ!」って訴える人が続出するようであれば、ますます裁判員なんかやってらんないわ。制度なくして個人が責められるなんて、いくら職業としていても、一方的過ぎるだろうが。